2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

MHAM日本債券インデックスファンドとMHAM外国債券インデックスファンドが繰上償還へ

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MHAMインデックスシリーズ は、基本4資産(日本、海外の株式/債券)のインデックスファンドで構成される古参のインデックスファンドシリーズです。

その中の、MHAM日本債券インデックスファンドとMHAM外国債券インデックスファンドの2ファンドが2019年9月24日に繰上償還されます。


MHAMインデックスシリーズのうち、MHAM日本債券インデックスファンドとMHAM外国債券インデックスファンドが繰上償還へ

MHAMインデックスシリーズは以下の基本資産クラス(国内外の株式と債券)計4ファンドで構成されています。
MHAM株式インデックスファンド225は1985年10月から、他の3ファンドは2010年11月から運用されています。


MHAMインデックスシリーズ
 ファンド 信託報酬(%)(税抜) ベンチマーク 設定時期、販売会社 補足
 MHAM株式インデックスファンド225 0.55% 日経平均株価1985年10月25日より運用されており、みずほ銀行以外の主要ネット証券でも購入可能。 運用継続
 MHAM日本債券インデックスファンド 0.43% NOMURA-BPI総合2010年11月19日より運用されている、みずほ銀行インターネット専用ファンド。 2019年9月24日繰上償還
 MHAM外国株式インデックスファンド 0.75% MSCIコクサイ・インデックス2010年11月19日より運用されている、みずほ銀行インターネット専用ファンド。 繰上償還中止、運用継続
 MHAM外国債券インデックスファンド0.70% FTSE世界国債インデックス(除く日本)2010年11月19日より運用されている、みずほ銀行インターネット専用ファンド。 2019年9月24日繰上償還



MHAM日本債券インデックスファンドとMHAM外国債券インデックスファンドが繰上償還へ

上記4ファンドのうち、右列の補足に書いたように、MHAM日本債券インデックスファンドとMHAM外国債券インデックスファンドの2ファンドが 2019年9月24日繰上償還されることになりました。

  「MHAM日本債券インデックスファンド」繰上償還(信託終了)実施決定のお知らせ | アセットマネジメントONE (PDF)

  「MHAM外国債券インデックスファンド」繰上償還(信託終了)実施決定のお知らせ | アセットマネジメントONE (PDF)

両ファンドとも、今ではありえないいほど信託報酬が時代遅れといっていいほど高く、購入できるのはみずほ銀行のインターネットのみです。
そのため、MHAM日本債券インデックスファンドの純資産は1.68億円、MHAM外国債券インデックスファンドの純資産は0.61億円と繰上償還もやむなしというところです。



MHAM外国株式インデックスファンドは、繰上償還が中止され、運用継続へ

また、MHAM外国株式インデックスファンドも上の2ファンド同様にアセットマネジメントONEから繰上償還の提案がありましたが、受益者の議決権2/3の賛成を得られなかったため、繰上償還を中止し、運用継続とのこと。

 「MHAM外国株式インデックスファンド」繰上償還(信託終了)中止のお知らせ | アセットマネジメントONE (PDF)

こちらも、購入できるのはみずほ銀行のインターネットのみであり、純資産も5.55億円と少なく、アセットマネジメントONEから繰上償還の提案がありましたが、大昔の伝説のクソファンド「盆栽名人」ばりに受益者の反対にあって繰上償還を中止し、運用継続になります。

ただ、今後も繰上償還の懸念は残り続けますので、信託報酬も年0.75%(税抜)と高コストの先進国株式インデックスファンドにこだわる必要はないでしょう。以前購入していて、含み益があるので取られる税金のことが気になっている方も、新規購入分は、eMAXIS Slim 先進国株式インデックス(信託報酬0.0999%(税抜)以内)のような超低コストインデックスファンドに切り替えるべきです。



より信託報酬の低い、主要ネット証券で購入できるインデックスファンドを購入すべき

PRU国内株式マーケット・パフォーマーやPRU国内債券マーケット・パフォーマー同様、すっかり忘れ去られているインデックスファンドが繰上償還されるのはさびしいところですが、今では主要資産クラス毎の信託報酬最安のファンド一覧でお伝えしたような超低コストインデックスファンドが購入できる時代です。

純資産総額の増加が低迷しがちな販売先が限定されているファンドではなく、主要ネット証券で普通に取り扱っているファンドを購入した方が無難です。
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