2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

たわらノーロードplus 先進国株式低ボラティリティ高配当戦略 繰上償還(予定)へ

線路の終端

たわらノーロードplus 先進国株式低ボラティリティ高配当戦略は、たわらノーロードシリーズの中のアクティブファンドであるたわらノーロードplusシリーズの1つです。

アセットマネジメントONEより、11月19日に繰上償還予定とのお知らせが出ています。




たわらノーロードplus 先進国株式低ボラティリティ高配当戦略 繰上償還(予定)へ

「たわらノーロードplus 先進国株式低ボラティリティ高配当戦略」 繰上償還(信託修了)(予定)のお知らせ | アセットマネジメントONE (PDF)

このたび弊社の追加型証券投資信託「たわらノーロードplus  先進国株式低ボラティリティ高配当戦略」につきまして、信託財産の状況等に鑑み、下記の通り、信託契約を解消し、信託を終了(繰上償還)させていただく予定といたしましたので、お知らせ申し上げます。



たわらノーロードplus 先進国株式低ボラティリティ高配当戦略は、MSCIコクサイ・インデックス(配当込み)を参考指標とする、信託報酬0.85%(税抜)のアクティブファンドです。

運用方針としては、スマートベータ戦略として、

  • 独自の定量モデルにより投資魅力度の高い銘柄を抽出し、その中から予想配当利回りの高い銘柄を選定。

  • 価格変動率(ボラティリティ)の低いポートフォリオを構築することで、投資効率(リスク調整後リターン)の向上をめざす。

となっていますが、2016年3月31日設定後のリターンは、以下のように参考指標に負けており、純資産も5.63億円と全く集まらないことから、繰上償還に向けた手続きに入ることになりました。

たわらノーロードplus 先進国株式低ボラティリティ高配当戦略  参考指標との設定来の騰落率比較

たわらノーロードplus 先進国株式低ボラティリティ高配当戦略の2019年8月30日基準の月報より引用)


設定来から3年6ヵ月ほど経過して純資産が5.63億円では繰上償還もやむなしかと思いましたが、同じたわらノーロードplusシリーズである、下記2ファンドも純資産はたわらノーロードplus 先進国株式低ボラティリティ高配当戦略よりもさらに集まっていません。

  • たわらノーロードplus 国内株式高配当最小分散戦略(信託報酬0.70%): 純資産1.52億円

  • たわらノーロードplus 新興国株式低ボラティリティ高配当戦略(信託報酬0.90%): 純資産0.69億円


純資産が5億円超のたわらノーロードplus 先進国株式低ボラティリティ高配当戦略が繰上償還になると、他の2ファンドも同様に繰上償還されそうですが、今のところ、特に告知はないようです。

いずれにしろ、低コストのインデックスファンドシリーズとして登場した、たわらノーロードシリーズに妙なアクティブファンドを入れても純資産を集められるわけもなく、あえなく繰上償還となりそうです。

MHAM日本債券インデックスファンドとMHAM外国債券インデックスファンドが繰上償還へでもお伝えしたように、マニアックで純資産が少ないファンドは繰上償還となる可能性が高く、気を付ける必要があります。


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 [2019.11.22追記]
 やはり予定通り繰上償還されました。
 たわらノーロードplus 先進国株式低ボラティリティ高配当戦略が繰上償還されました
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