2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

GPIFが基本ポートフォリオを見直しへ

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GPIFの基本配分比率(基本ポートフォリオ)

我々の公的年金を運用するGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の基本ポートフォリオ(上の円グラフ)が見直し中とのことです。

たいぐーさんの記事で知りました。
 GPIF基本ポートフォリオ見直し | たいぐー(猫)がインデックス投資でがんばらない



GPIFが基本ポートフォリオ見直しへ

 2019年度の運用状況 | 年金積立金管理運用独立行政法人

また、当法人では、現在、基本ポートフォリオの見直しに向けた議論が行われています。そのため、年金積立金の価値を保全する観点から、経営委員会における議論を踏まえ、今年度中は、資産別資産額・構成割合及び資産別収益額を開示しないこととしました。なお、これらの情報は、来年度に公表する2019年度業務概況書で記載いたします。



 2019年度第2四半期運用状況(速報) | 年金積立金管理運用独立行政法人 (PDF)

たしかに、2019年の第2四半期の3ヵ月間(7月~9月)資産別収益率は以下のように全てプラスです。

  • 国内債券: +0.31%

  • 国内株式: +3.34%

  • 外国債券: +1.21%

  • 外国株式: +0.11%

全体でも+1.14%のリターンで、GPIFの累積収益額は+67.9兆円(収益率は年+3.02%)です。
が、いつもは載っている資産配分比率の円グラフは掲載されていません。


 GPIFは資産構成比公表を一時停止、ポートフォリオ決定まで市場配慮 | ブルームバーグ
 

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は国内外の債券や株式などの保有額や運用資産に占める割合の公表を一時的に取りやめる。運用目標値を定めた基本ポートフォリオを見直す作業に入っており、市場への影響を配慮した。


GPIFの運用資産は約161.8兆円と大きく、市場への影響を考慮して、基本ポートフォリオが決まらない今年度中は資産配分の公表は取りやめたようです。



国内債券比率の縮小か

GPIFの資産配分比率の確認(2019年6月末)でお伝えしたように、国内債券比率は35%(乖離許容幅±10%)としていますが、「国内債券利回りの大幅な低下」のため、短期資産(5.09%)も国内債券に含めており、さらに、為替ヘッジ付きの外国債券を(外国債券部分から外し)、国内債券部分に割り当てることを発表しています。

そのため、国内債券35%の比率を少し引下げ、その減少分を短期資金や、為替ヘッジ付きの外国債券として割り当てるのかと予想しています。

見直し後の基本ポートフォリオ情報が分かったら記事にてお知らせします。


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 [2020.03.28追記]
 外国債券比率が現在の15%から25%に引上げられるとのことです。
 GPIFの基本ポートフォリオ 外国債券比率を15%から25%に引上げへ
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