2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

グローバル3倍3分法ファンド 債券部分の「元本部分」は為替変動の影響なし

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外国の紙幣

グローバル3倍3分法ファンドは先物取引を活用し、純資産の3倍(300%)の投資を行うバランスファンドです。
全体の2/3(200%)を占める債券部分のうち、日本国債の40%を除く160%は海外4ヶ国の国債が占めますが、債券先物取引により、その部分の為替リスクは極めて限定されているとのこと。

内容を確認します。


債券先物取引の場合、為替変動の影響は「証拠金部分と債券の評価損益部分のみ」

 グローバル3倍3分法 イベントレポート | 日興アセットマネジメント 

グローバル3倍3分法ファンド 基本配分比率


これまでの日本人の外債投資では、債券が買われても同時に起こった円高によってリターンが減殺されてしまうことが少なくありませんでした。債券先物取引の場合だと、為替変動リスクは差し入れる証拠金部分と債券の評価損益部分のみにしかかかりません。つまり、債券投資の「元本部分」が為替の影響を受けません。そのため、為替リスクが極めて限定され、株式やREITが逆方向の値動きになる、いわゆる逆相関の状態が生まれやすくなるのです。


 
 
 「レバレッジに対する印象を変えたい」日興アセット「3倍3分法ファンド」が人気の理由 (3/4) | ITメディア
 

3倍3分法ファンドは、債券の運用に先物を使うことで、結果的に為替リスクを大きく減らすことに成功している。先物は、小さな証拠金を元に、将来の価格変動分を利益や損失として受け取る仕組み。この場合、為替変動が影響するのは証拠金と損益分に限られるからだ。

 

ファンド全体の2/3(200%)を占める債券部分のうち、日本国債の40%を除く160%は上の図のように米国、ドイツ、イギリス、豪州の海外の国債なので、一見すると為替リスクがあるように見えます。

ただ、債券先物取引により、為替変動リスクは証拠金部分と債券の評価損益部分のみに限定される。つまり、債券投資の「元本部分」が為替の影響を受けないとのこと

海外債券部分は為替リスクが限定的なのでその部分を除くと、グローバル3倍3分法として為替リスクがあるのは、現物投資している海外株式、新興国株式、海外REITの計60%のみとのこと。

為替変動による値動きがある海外の先進国、新興国株式、海外REITと、為替リスクをほぼ受けていない海外債券を組み入れていることで、「株式やREITが逆方向の値動きになる、いわゆる逆相関の状態が生まれやすくなる」という仕組みがアピールされています。

うまく設定されていると思いますが、債券先物取引による為替変動の影響が「証拠金部分と債券の評価損益部分のみ」に限定される点が私は理解不足でどうしてもピンとこないのですが、皆さまは理解できていますでしょうか?

どこかに分かりやすい解説ページはないか探していますが見つからず、素人の個人投資家には情報入手に限りがあるなと感じる今日この頃です。
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