2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

iシェアーズ S&P500米国株ETF(為替ヘッジあり)(2563) 6月19日に東証に上場

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米国の都市の高層ビル群

為替ヘッジ付きの米国株式ETFであるiシェアーズ S&P500米国株ETF(為替ヘッジあり)(2563)が2020年6月19日に上場します。



iシェアーズ S&P500米国株ETF(為替ヘッジあり) が6月19日に東証上場

米国株式市場を投資対象とする為替ヘッジ付きETF、iシェアーズ S&P500米国株ETF(為替ヘッジあり)新規設定について | ブラックロック・ジャパン株式会社 (PDF)


  • ETF名称: iシェアーズ S&P500米国株ETF(為替ヘッジあり)

  • 銘柄コード: 2563

  • ベンチマーク: S&P500(円ヘッジ)

  • 信託報酬: 0.15%(税抜)→0.165%(税込)  ただし、上場から約1年間の2021年6月18日までは、 0.075%(税抜)→0.0825%(税込)

  • 上場予定日: 2020年6月19日

  • 信託期間: 無制限

  • 売買単位: 1口

  • 決算日: 年2回(2月9日、8月9日)

  • 管理会社: ブラックロック・ジャパン株式会社



為替ヘッジ付きのS&P500-ETF

ブラックロック・ジャパンが運用するiシェアーズETF 東証上場シリーズの1つである、iシェアーズ S&P500米国株ETF(1655) (信託報酬0.15%(税抜))の為替ヘッジ付き版です。
信託報酬も同じ0.15%(税抜)ですが、設定当初の約1年間は信託報酬が0.075%(税抜)と半値になっています。
「東証のマーケットメイク・インセンティブ制度の対象商品とするための働きかけ」もしているとのことで、利便性向上にも努力しているようです。


為替ヘッジコストに注意

また、為替ヘッジ付きということで、米国株式に投資したいが、為替ヘッジコストがかかっても為替リスクを低減したい方には有力なETFと思います。

為替ヘッジコストは、外貨と日本円の単純な金利差だけではなく、2通貨間の需給要因も関係し変化します。
為替ヘッジは、外貨建て資産へ為替リスクなしで投資できる夢の仕組みではありませんのでご注意ください。

 ご参考: 為替ヘッジにかかる為替ヘッジコスト 金利差だけでは決まらないコストの仕組み

米ドル円の為替ヘッジコストは、以下によると20年3月時点で新型コロナウィルスへの懸念もあって直近は年2.5%~年4%超に跳ね上がっており、思わぬ為替ヘッジコストがかかることには注意する必要があります。

 為替ヘッジコストについて(2020年3月) | 大和アセットマネジメント


また、ETFは流動性が低いなどの要因でとトラッキングエラーが大きい場合もあり、東証上場後にしばらく様子見の上で、購入を検討しても良さそうです。


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 [2022.11.07追記]
 2022年11月10日より、S&P500米国株ETF(為替ヘッジあり)(2563)の信託報酬は年0.07%(税抜)に引下げられます。
 iシェアーズ S&P 500 米国株 ETF、 iシェアーズ S&P 500 米国株 ETF(為替ヘッジあり)の信託報酬が引下げへ
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