FTSE世界国債インデックス(除く日本) 南アフリカが除外され21ヶ国構成に
CATEGORY先進国債券

先進国債券指数として最もよく使われるFTSE世界国債インデックス(除く日本)の中身を確認します。
今年2020年の4月から南アフリカが除外され、21ヶ国構成となっています。
FTSE世界国債インデックス(除く日本) 21ヶ国の計790銘柄構成 (2020年5月末時点)
FTSE世界国債インデックス(除く日本)(World Government Bond Index ex Japan)は、FTSE Fixed Income LLCが算出・公表している、先進国(除く日本)を中心とした国々の現地通貨建ての外国債券指数です。
先進国債券ファンドのベンチマークとして最もよく使われており、実際にインデックスファンドであるeMAXIS Slim 先進国債券インデックスや<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国債券インデックスファンドなどのベンチマークになっています。
市場規模や最低格付け、参入障壁等を満たす国の国債のみで構成されており(政府機関債や地方債、社債は含まず)、時価総額ウェイトの指数です、他の債券指数と同様、利子込みの指数です。
現在は日本を除く世界主要各国21ヶ国の国債790銘柄で構成されています。(2020年5月末時点)

SMT グローバル債券インデックス・オープン 交付目論見書 (PDF) より引用
組入上位国は、米国の45.7%、フランス10%、イタリア9.0%、ドイツ7.5%と続いています。
FTSE世界国債インデックス(除く日本) 南アフリカが組入から外れ計21ヶ国構成に
FTSE世界国債インデックス(除く日本)には、もともと2012年10月から南アフリカが組入れられていました。(指数から除外される前の南アフリカの組入比率は0.5%程度)
その後、南アフリカの国債が格下げされたことにより、2020年4月に指数から除外されています。
南アフリカは、新興国債券指数であるJPモルガンGBI-EMグローバル・ダイバーシファイドにも組み入れられているため、以前は先進国債券インデックスファンドと新興国債券インデックスファンドを保有すると南アフリカが両ファンドに入っていましたが、今はそれがなくなっています。
指数組入が状況に応じて自動的に変化していくのが面白いところです。
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[2020.09.27追記]
FTSE世界国債インデックス(除く日本)に中国が組入れられます。
FTSE世界国債インデックスに中国が組入へ(2021年10月より)
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