2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

FTSE世界国債インデックスに中国が組入へ(2021年10月より)

CATEGORY先進国債券
中国の大都市のビル群

FTSE世界国債インデックス(WGBI)に中国国債が来年2021年10月から組入れられます。


FTSE世界国債インデックスに中国が組入へ(2021年10月より)

 英FTSEラッセル、指数に中国国債 10兆円規模流入へ | 日本経済新聞
 

英指数算出会社FTSEラッセルは24日、代表的な国債の指数に中国国債を組み入れると発表した。香港経由で中国の債券を取引する仕組みなど、市場整備が進んだ点を評価した。算入は2021年10月から段階的に進められ、10兆円規模の資金が中国に流入する見込みだ。


FTSE世界国債インデックス(World Government Bond Index)は、FTSE Fixed Income LLCが算出・公表している、日本含む先進国を中心とした主要国計22ヶ国の現地通貨建ての債券インデックスです。
市場規模や最低格付け、参入障壁等を満たす国の国債を投資対象とする時価総額ウェイトの指数です。

我々の場合は、先進国債券ファンドのベンチマークとして最もよく使われる「除く日本」である、FTSE世界国債インデックス(除く日本)の方がなじみがあります。

FTSE世界国債インデックス(除く日本) 南アフリカが除外され21ヶ国構成にでお伝えしたように、南アフリカが2020年4月より組入から外れています。
今回、来年2021年10月より新たに中国国債が組み入れられることになりました。

ただ、新興国債券ファンドの代表的な指数であるJPモルガンGBI-EMグローバル・ダイバーシファイドには、2020年2月より既に中国国債が組み入れられています。

そのため、2021年10月以降は、例えば、先進国債券インデックスファンドと新興国債券インデックスファンドを両方保有すると中国が両ファンドに共に入ることには注意が必要でしょう。
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