2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

eMAXIS S&P500インデックス 12月15日より信託報酬0.30%で運用開始

CATEGORYeMAXIS
アメリカの高層ビルの夜景

eMAXIS S&P500インデックスが12日15日に新規設定され、運用が始まっています。



eMAXIS S&P500インデックス 信託報酬0.30%で登場

 『eMAXIS S&P500インデックス』の設定について | 三菱UFJ国際投信 (PDF)

この度、三菱UFJ国際投信株式会社(取締役社長 松田)は『eMAXIS S&P500インデックス』を本日設定し、運用を開始いたしますので、ファンドの特色等についてお知らせいたします。



  • ファンド名: eMAXIS S&P500インデックス

  • 購入時手数料: なし(ノーロード)

  • 信託報酬: 年0.30%(税抜) 。 純資産500億円以上1000億円未満部分は年0.29%。1000億円以上の部分は年0.28%。

  • 信託財産留保額: なし

  • 設定日: 2020年12月14日

  • 決算: 年1回(1月26日)

  • ベンチマーク: S&P500指数(配当込み)

  • 運用会社: 三菱UFJ国際投信

  • 販売会社: 百十四銀行



eMAXIS S&P500インデックスは、超低コストのインデックスファンドシリーズであるeMAXIS Slimシリーズではなく、既存のeMAXISシリーズ内に信託報酬0.30%(税抜)として新規設定されました。

eMAXIS Slimシリーズには、既に eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)(信託報酬0.088%(税抜))があります。
今回登場したeMAXIS S&P500インデックスは、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)と同じマザーファンドに投資しており、ベンチマークはどちらもS&P500指数(配当込み)で、信託報酬だけが0.21%高くなっています。
最初は何のための新規設定なのかと思いましたが、販売会社が百十四銀行(現時点ではこの1社のみ)ということで調べてみました。



eMAXIS S&P500インデックスは百十四銀行のネット、店頭で購入可能

 投資信託新商品の取扱開始について | 百十四銀行

百十四銀行(頭取 綾田 裕次郎)は 2020 年 12 月 14 日(月)より、三菱 UFJ 国際投信株式会社が設定・運用する「eMAXIS S&P500 インデックス」の取扱いを開始しますので、下記のとおりお知らせします。

本商品は、eMAXIS インデックスファンド・シリーズの一つであり、12 月 14 日(月)に新規設定されると同時に当行が最初の販売会社として取扱いを開始します。



百十四銀行のeMAXIS S&P500インデックスのページには、以下のようにネット取扱いだけでなく、店頭取扱いのマークがあります。

百十四銀行のeMAXIS S&P500インデックス案内

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が購入できるSBI証券や楽天証券などのネット証券を自分で開設して自由にファンドを購入できる方ばかりではないので、銀行の店頭で購入できるeMAXIS S&P500インデックスは信託報酬が0.30%(税抜)と低く抑えられており、設定の意味がありそうです。

以前は、eMAXISシリーズはネット専用ファンドでしたが、今回のように店頭購入の販路ができるのはいいことだと思います。


 [2020.12.31追記]

ツイッターで河童さんからコメントいただいたので追記します。
eMAXIS S&P500インデックスと同じマザーファンドに投資するつみたて米国株式(S&P500)(信託報酬0.20%)があるからそれを百十四銀行で取り扱えばよいのではないかとのこと。確かにそうですね。

百十四銀行では、(つみたて米国株式(S&P500)は扱っていませんが)つみたて先進国株式など7本のつみたてんとうシリーズを「つみたてNISA専用ファンド」でネットでも店頭でも扱っているので、やはり、信託報酬は0.30%(税抜)は欲しかったものと思われます。
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