2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

新ファンド登場 三菱UFJ新興国株式インデックス

新興国株式インデックスファンドが三菱UFJ投信より6/21から登場します。

ブログ「雄牛と熊と欲豚と」の 1%と消費税 三菱UFJ 新興国株式インデックスオープンで知りました。
情報ありがとうございます。


三菱UFJ投信プレスリリース 新興国株式インデックスオープン

 『新興国株式インデックスオープン』募集・設定について(PDFファイル)

三菱UFJ新興国株式インデックスマザーファンド国別比率


所感

初期手数料3.15%以下、信託報酬1.05%です。

三菱UFJには、既にeMAXISインデックスシリーズがあり、私も新興国株式クラスで主力にしているeMAXIS新興国株式インデックスは信託報酬0.63%です。

そのため、コストの高い新規ファンドを設定されても投資家側にメリットが見えません。

と思って販売会社を調べてみると、プレスリリースには千葉銀行、池田泉州銀行のみ載っていました。
マザーファンドは両ファンドとも同じですので、ネット専用のeMAXISインデックスシリーズとは別に店頭用にわざわざ新規設定するのでしょうか?
不思議です。

三菱UFJ投信さんには、こんなものよりも全世界株式インデックスファンドの商品化実現へ情熱をかけていただきたくお願いいたします。
(追記:実現されました。関連記事を参照下さい)


関連記事

 eMAXIS全世界株式インデックス 商品化着手!
 全世界株式インデックスがeMAXISシリーズに7/20より追加へ 

 [2011.10.28追記]
 新興国株式インデックス 国別構成比(2011年6月末
 三菱UFJ投信 eMAXIS第4回ブロガーミーティングに参加 その1
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COMMENTS

11Comments

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じゅん@

こんばんは

このファンドの新規設定は、なんだかちょっと複雑な心境ですよね。

銀行の店頭で投信を買う人はあまりコスト意識が高くないのでしょうから、販売会社の取り分が多い商品をちゃんと取り揃えるのは、三菱UFJ投信としてはビジネスチャンスをものにする仕事をしているという事なのでしょうが。。。
(私のブログからリンクを貼らせて頂きました。ご確認下さい)

kenz

>じゅん@さん
コメントありがとうございます。私も複雑な心境になりました。が考えてみるとeMAXISもSTAMも、CMAMインデックスも銀行の店頭で投信を買う人は縁がないから、今回のファンドは新興国株式インデックスに投資したい人にはコストは安めで良いのかも知れません。
とはいえ、販売側はインデックスファンドより毎月分配型高コストファンドを「お勧め」するのでしょうが。。

私もリンク張らせていただきました。今後ともよろしくお願いいたします。

日暮大サーカス

相手もしたたかですから

おはようございます。
いつも勉強になる記事の配信ありがとうざいます。

「世界分散投資」や「インデックス型投資信託」の本数を増やしたい地銀のニーズも汲んだのかもしれませんが、手数料取れる人からは取るというのが、金融機関側の大原則ですから、こういった商品も平気で販売するのでしょうね。

  • 2010/06/06 (Sun) 07:07
  • REPLY

虫@貯蓄

No title

じみーに国の割合が違うのでそこが違いとして言ってくるかもしれませんね(*´ω`*)
eMAIXSでは利益が薄いのでしっかりと利益を取れるのを作ったのかも(*ノ∀ノ)

  • 2010/06/06 (Sun) 07:55
  • REPLY

kenz

Re: 相手もしたたかですから

>日暮大サーカスさん
コメントありがとうございます。銀行窓口で投信を買う人は、インデックス型/アクティブ型とか気にしない(知らない)人が多数たので、新興国株式インデックスに連動するといってもピンと来ないと思います。いまいち趣旨のはっきりしないファンドです。

>虫さん
ちゃんと確認せずに流し読みでプレスリリースをみただけですが、おそらくeMAXIS新興国株式インデックスファンドと投資先マザーファンドは同一のはずです(国別配分も同一)。
違いは単純にコストが高いのみです。世の中情報弱者だと知らないので購入してしまうので損することばかりですね。

矢向

No title

銀行が売る場合、銀行の取り分が多い商品が必要?

ネット証券の場合、ほとんどをコンピュータが制御するから
信託報酬が低くてもいいけどそれでは、銀行はやっていけない?

当たり前ですがかなり衝撃的ですね。

同じ商品を二面的に捉えるとはって感じです。

kenz

>矢向さん

銀行は窓口の人件費もかかるのでネット専用より明確にコストがかかってしまいますね。
対象が同じでも値段が違うのはリターンをなるべく高くするためコストを重視する我々には理解できないですね。

世界のREIT

No title

世の中には、自分の持っている大金を預けるのにあたっては
ネット銀行・ネット証券では、なにかしら不安だから
どうしても窓口を介さないとダメだ! って考える人も、結構な数いますからねえ。

そういうこともあって、こうしたショーバイが成り立ってしまうのかもしれませんねー。

kenz

>世界のREITさん
そうですね。意味がわかっていない人はこれからも情報格差拡大によりますます不利になっていくと思います。そういう方の犠牲のもとにローコストファンドが販売されるわけですから感謝しなければいけませんね。

  • 2010/06/10 (Thu) 23:26
  • REPLY

WATANKO

No title

はじめまして、万年初心者インデックス投資家のWATANKOといいます。

この投信の件、安心料として対面販売を求める投資家には、相応の日本人の人件費、オフィスコストを負担してもらうのは当然と思います。

しかし販売先が2つの地銀だけとは...運用会社としてはあちこちに売り込んだかもしれませんが、マージンが低いインデックスファンドには、多くの販売先が見向きもしなかったということでしょうか...。

差し支えなければ貴ブログのリンクを弊ブログに貼らせていただきたいのですが、よろしいでしょうか。

kenz

対面販売のインデックスファンド

>WATANKOさん
コメントありがとうございます。
売り込んだものの、やはり利ざやが少ないインデックスファンドはなかなか取り扱ってもらえなかったのでしょうね。そもそも対面販売で購入するレベルの人がインデックス投資を知るはずもなく、ニーズ的にもマッチしていないという判断もあったかと思います。

> 差し支えなければ貴ブログのリンクを弊ブログに貼らせていただきたいのですが、よろしいでしょうか。

ありがとうございます。当ブログはリンクフリーですのでどうぞどうぞ。