2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

個人向け国債 変動10年 長期金利の上昇で金利が0.09%に上がりました

BASE RATE 基準金利

今月も各証券会社にて個人向け国債の販売が始まりました。
個人向け国債 変動10年の金利は長らく最低保証の0.05%に張り付いていました。今回、長期金利の上昇に伴い、久しぶりに金利が0.09%に上がっています。


2021年3月の個人向け国債 利率


  • 個人向け国債 変動10年(第132回): 年0.09% (半年ごとに変動)

  • 個人向け国債 固定5年(第120回): 年0.05%

  • 個人向け国債 固定3年(第130回): 年0.05%


「個人向け国債」は名称こそ「国債」ですが、購入1年経過後は満期前にいつでも国が元本の金額で買い取ってくれます。(中途解約時は直近2回の受け取った利金を返却)

個人向け国債の価格自体は変化せず、中途売却時も元本は割れません。そのため、国債という名称ですがいわば「定期預金」の特性を持っています。

実際の購入対象としては、半年ごとに金利が変動し、購入1年後はいつでも元本保証で売却可能ないわば「金利が変動する定期預金」の特性を持つ個人向け国債 変動10年が現実的な選択です。



個人向け国債 変動10年の金利が久しぶりに最低値の0.05%からUPに0.09%に

 変動10年(第132回)の発行条件 | 財務省

個人向け国債(変動10年)の金利は長期金利を基準金利とし、それに0.66をかけたものが利率となります。(長期金利×0.66が0.05%を下回る場合は最低値の0.05%が利率となります。)

長らく、長期金利が低すぎて個人向け国債 変動10年の金利は0.05%に張り付いていましたが、今回は長期金利が0.13%に上昇していたため、個人向け国債 変動10年の金利も0.09%に上がっています。

0.09%は、楽天銀行のマネブリッジによる普通預金auじぶん銀行のauマネーコネクトによる普通預金(共に0.10%)より低い金利です。
ただ、各銀行のペイオフ上限の1000万円を超える分は元本保証にならないため、個人向け国債のキャッシュバックキャンペーンも利用して個人向け国債を購入しています。

無リスク資産の運用も金利が低いからと言ってあきらめることなく、個人向け国債 変動10年やネット銀行の定期預金や金利が高めの普通預金、も利用して少しでも金利をもらうようにすべきと思います。

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 [2022.02.10追記]
 個人向け国債 変動10年 今月は金利が0.11%に上がっています
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