2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

iFreeNEXT 日本小型株インデックスが繰上償還されました

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電卓とノート

iFreeシリーズは、大和証券投資信託委託が運用する超低コストのインデックスファンドシリーズの1つです。
その中のテーマ型のインデックスファンドであるiFreeNextシリーズの1つ、iFreeNEXT 日本小型株インデックスが繰上償還される見込みです。

<2021年6月26日追記>
予定通り、iFreeNEXT 日本小型株インデックスは2021年6月11日に繰上償還されました。



iFreeNEXT 日本小型株インデックスが繰上償還に向けた書面決議へ

 証券投資信託の信託終了に関する書面決議のお知らせ(iFreeNEXT 日本小型株インデックス)  | 大和証券投資信託委託(PDF)

5月26日から受益者の書面決議にて繰上償還に反対する口数が総口数の1/3以上にならない限り、2021年6月11日に繰上償還されます。

繰上償還の提案理由は、「当ファンドの受益権の口数が 30 億口を下回る状態にあるため」とのこと。
実際に、FreeNEXT 日本小型株インデックスは、2018年10月19日に運用を開始してから2021年4月16日の約2年半経過しても純資産総額はわずか6.16億円です。

iFreeNEXT 日本小型株インデックスの信託報酬は年0.44%(税込)と特に低いわけでもなく、ベンチマークはTOPIX Small (東証一部上場全銘柄で構成されるTOPIX全銘柄から、大型株上位500銘柄で構成されるTOPIX500銘柄を除いた小型株式で構成)と日本の小型株式に投資するニッチな資産クラスのインデックスファンドです。

以前にも、同じTOPIX Smallを対象とするETF、上場インデックスファンドTOPIX Small日本小型株(1318)が繰上償還されており、日本の小型株式に投資するインデックスファンドは不人気のようです。



インデックスファンドも繰上償還の恐れあり

繰上償還は(個別株の企業の倒産とは違って)価値がゼロになるわけでもなく、時価で売却されるだけです。(大抵は繰上償還
される前に自分で売却することが多いはずです。)
ただそのタイミングで含み益がある場合は別に売却したくないのに課税されてしまいます。

アクティブファンドだけでなく、インデックスファンドも純資産が増えないと繰上償還の恐れがあります。

ご参考:
 i-mizuho 東南アジア株式インデックス等i-mizuhoシリーズの内10ファンドが繰上償還へ
 i-mizuho 新興国債券インデックス 純資産が少なく繰上償還へ
 SMT 日米インデックスバランス・オープンが繰上償還手続きへ


長期投資でインデックスファンドやETFを選択する方は、eMAXIS Slimシリーズニッセイ<購入・換金手数料なし>シリーズのような人気があり、かつ純資産が順調に増えているインデックスファンドを選んでおくべきと思います。
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