SBI・V シリーズ全4ファンドの信託報酬とベンチマークまとめ
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SBIアセットマネジメントが、バンガード社のETF を組み入れた超低コストインデックスファンド「SBI・V シリーズ」を2021年6月15日に立ち上げました。
SBI・V シリーズ全4ファンドの信託報酬とベンチマークをまとめます。
<2022年5月9日に情報を更新しました。>
SBI・Vシリーズ バンガード社のETF を組み入れた超低コストインデックスファンドシリーズ
当社子会社SBIアセットマネジメントによる米国バンガード社のETFを組み入れた低コストインデックスファンド2本の設定および募集開始のお知らせ | モーニングスター (PDF)
当社子会社の SBI アセットマネジメント株式会社(以下「SBI アセット」)は、株式会社 SBI証券と協同し、世界最大級の投信運用会社である米国バンガード社の ETF を組み入れた低コストインデックスファンド「SBI・V シリーズ」を立ち上げ、今般「SBI・V・全米株式インデックス・ファンド」および「SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド」の 2 ファンドを新たに設定し、2021 年 6 月15 日(火)より募集を開始いたしますのでお知らせします。
既存のSBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド(6月15日にファンド名をSBI・V・S&P500インデックス・ファンドに変更)に加え、「SBI・V・全米株式インデックス・ファンド」および「SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド」の 2 ファンドと合わせ計3ファンドが「SBI・V シリーズ」となります。
さらに2022年1月31日よりSBI・V・全世界株式インデックス・ファンドが追加されました。
各ファンドの信託報酬、ベンチマーク、投資対象ETFについて私がまとめた一覧表が以下です。
(ソース: SBI・V シリーズ Start | SBI証券)
ファンド | 信託報酬(税込) | ベンチマーク | コメント |
---|---|---|---|
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド(SBI・V・S&P500) (旧SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド) | 0.0938% | S&P500 | ファンドの運用管理費用0.0638%(税込)+投資対象のVOO(バンガード・S&P500 ETF)の経費率0.03%=0.0938% |
SBI・V・全米株式インデックス・ファンド(SBI・V・全米株式) | 0.0938% | CRSP USトータル・マーケット・インデックス | ファンドの運用管理費用0.0638%(税込)+投資対象のVTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)の経費率0.03%=0.0938% |
SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド(SBI・V・米国高配当株式) | 0.1238% | FTSEハイディビデンド・イールド・インデックス | ファンドの運用管理費用0.0638%(税込)+投資対象のVYM(バンガード・米国高配当株式ETF)の経費率0.06%=0.1238% |
SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド(SBI・V・全世界株式) | 0.1438% | FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス | ファンドの運用管理費用0.0638%(税込)+投資対象のVT(バンガード・トータル・ワールド・ストック ETF)の経費率0.08%=0.1438% |
上の4ファンドはそれぞれVOO、VTI、VYM、VTに、SBI・V シリーズのファンド自体の運用管理費用0.0638%(税込)をかけて投資するだけのインデックスファンドです。
SBI・VシリーズとしてSBI・V・全米株式、SBI・V・米国高配当株式とも、楽天VTI、楽天VYMより信託報酬が低い設定
既存のSBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドは、税抜では年0.088%の信託報酬でeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)と並んで信託報酬最安のS&P500インデックスファンドです。
SBI・V・全米株式インデックス・ファンドは、同じくVTIを投資対象とする楽天・全米株式インデックス・ファンドの信託報酬0.162%(税込)を下回る信託報酬0.0938%(税込)、SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンドも同じくVYMを投資対象とする楽天・米国高配当株式インデックス・ファンドの信託報酬0.192%(税込)を下回る信託報酬0.1238%(税込)と共に信託報酬最安となっています。
楽天・バンガード・ファンドシリーズは、ファンド自体の運用管理費用を0.132%(税込)としており、今回、SBI・V シリーズのファンド自体の運用管理費用が0.0638%(税込)と楽天・バンガード・ファンドシリーズの約半分に設定してきたことがこの差を生んでいます。
このままでは、楽天・バンガード・ファンドシリーズの楽天VTIと楽天VYMの人気が落ちてしまうため、信託報酬の引下げがあるのかにも注目です。
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[2022.05.09追記]
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