2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

全世界株式指数(ACWI)が約30年前の算出開始からの最高値を更新

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全世界株式指数であるMSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)が1990年の算出開始以来の最高値を付けたとのことです。


<最終更新日: 2023年1月21日>
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全世界株式指数(MSCI-ACWI)が最高値を更新

 全世界株指数、最高値を更新 景気回復期待が追い風 | 日本経済新聞

世界全体の株価の動きを示すMSCI全世界株指数(ACWI)が28日、前日比2.9ポイント(0.4%)高の815.379と、1990年の算出来の高値を付けた。米国を中心とした世界的な景気回復期待が追い風になり、連日高値を更新している。



記事中にあるMSCI全世界株指数(ACWI)は、MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスをさしています。

ACWIは、日本を含む先進国23ヵ国の株式指数であるMSCIワールド・インデックス と、新興国27ヶ国の株式指数であるMSCI エマージング・マーケット・インデックスを合わせた計50ヶ国の大型・中型株計2974銘柄(4月30日時点)で構成されています。

 情報ソース: MSCI ACWI  ファクトシート(英文) (PDF)

各銘柄は浮動株調整時価総額比率で構成されており(=大きい会社ほど保有比率が高いということ)、MSCI指数の算出法により市場全体の時価総額の約85%以上をカバーしています。

地球上の国々のうち、時価総額が小さすぎるMSCI フロンティアマーケット指数や、そもそもまともな投資環境にないスタンドアローン市場の国々(ジンバブエやボスニア・ヘルツェゴヴィナなど)を除く50ヶ国すべてに投資できます。



eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)1本のみを使えば、低コストで全世界株式約3000銘柄に投資可能

今では私もメインに投資しているACWI(配当込み)をベンチマークとするeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)があり、信託報酬は0.104%(税抜)の低コストの全世界株式インデックスファンドです。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の5月の月報によると、日本株:先進国株:新興国株 = 6.2% : 80.9% : 12.8% となっています。(2021年4月30日時点)

この地域別比率はもちろん、銘柄ごとの比率も全て動株調整時価総額比率で変化していきます。
この値動きがそのまま地球上の資本主義の成長を表すと考え、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)に投資しています。

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ただ、上で紹介した記事にもあるように、株式指数としてACWIの値動きは大きく、個別銘柄のリスクはほぼ回避できても、市場リスクは回避できません。実際、去年の3月のコロナショック時には約30%も急落しています。

ACWIは新型コロナウイルスの感染拡大で2020年3月に19年末比で30%安の460.236まで急落


インデックスファンドでもここまで値動きが大きいため、資産が大きく目減りすることになっても心配で眠れなくなったりしないよう、リスク資産と(預金や個人向け国債などの)比率をしっかり管理しておく必要があります。

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