2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

【信託報酬4.125%】あい・パワーファンド が行政処分により6月9日に繰上償還されました

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信託報酬が年4.125%(税込)もかかる超超高コストファンド、あい・パワーファンド (愛称:iパワー)が金融庁から行政処分を受け、繰上償還されました。



あい・パワーファンド (愛称:iパワー) 行政処分により繰上償還

あい・パワーファンド 信託報酬4.125%(税込)の超高コストファンドを紹介にてお伝えしたあい・パワーファンド が6月9日に繰上償還されました。

超高コストのあい・パワーファンドの基本情報

まず、あい・パワーファンドのコストについて以下に再掲します。
  あい・パワーファンド 交付目論見書  | あいグローバル・アセット・マネジメント株式会社(PDF)


  • ファンド名: あい・パワーファンド (愛称:iパワー)

  • 購入時手数料: 販売会社により異なり、最大5.50%(税込) ⇒ 楽天証券ではノーロード

  • 信託報酬: 年4.125%(税込)(3.96%(税抜)) ⇒(運用管理費用2.255%(税込)(2.05%(税抜))+投資対象ファンドの信託報酬1.911%(税込))(1.90%(税抜))

  • 実績報酬: 前営業日の基準価額(1万口あたり)がハイ・ウォーター・マークを上回った場合、当該基準価額から当該ハイ・ウォーター・マークを控除して得た額に22.0%(税抜20.0%) 分の実績報酬がかかります。

  • 信託財産留保額: 1.0%

  • 設定日: 2019年4月23日

  • 償還日: 2021年6月9日繰上償還済

  • 決算: 毎年5月および11月の各17日

  • ベンチマーク: なし

  • 運用会社: あいグローバル・アセット・マネジメント株式会社


上にあるように、購入手数料5.50%(税込、楽天証券ではノーロード)、信託報酬年4.125%(税込)に加えて実績報酬も謎にかかるという、私の知っている限り最も高コストのファンドでした。



リターンの源泉はFXによる裁定取引

米ドル・円、ユーロ・円等の先進国通貨のFXによる裁定取引で収益を上げる仕組みでした。
FX取引での業者の買提示価格と売提示価格は当然スプレッドがあるので、買提示価格 < 売提示価格となっています。
ただ、まれにある瞬間だけ、以下のように、 業者Bの買提示価格 > 業者Fの売提示価格となることがあると、システム取引ですかさず売買を同時発注すると確定利益が出るという仕組みでした、

あい・パワーファンド

FXで上のような裁定取引が多くあるかどうかがポイントなので、市場が円高、円安かに関係なく、「絶対収益追求型」と謡っていました。


基準価額は右肩上がりでした

あい・パワーファンドの設定来の基準価額の推移は以下の通りです。
 あい・パワーファンド | 月報 (PDF)

4月初めに運用を停止するまでは、たしかにきれいな右肩上がりでした。(コロナショックの時期も全く影響なしですね)

あい・パワーファンドの設定来の基準価額の推移



金融庁から行政処分

ただ、以下のように金融庁から行政処分を食らってしまいました。

 弊社に対する金融庁による行政処分について | あいグローバル・アセット・マネジメント株式会社

弊社は金融庁より2021年2月3日に行政処分(業務改善命令)を受け、2021年2月17日及び同年3月5日に、同命令について記載した報告書を提出しましたが、本日、金融庁より同命令に違反しており、受益者保護の観点から重大な問題があるとして業務停止命令及び業務改善命令を受けました。



 弊社に対する金融庁による行政処分について | あいグローバル・アセット・マネジメント株式会社  (PDF) (2月3日版)
 弊社に対する金融庁による行政処分について | あいグローバル・アセット・マネジメント株式会社 (PDF) (4月3日版)

ざっと読んでみると、委託先の業者がFX取引をそもそも行っていない可能性があるが、実態も把握していないし、そもそも調査もしていない。さらに、受益者の資金を委託先に投げてるだけで分別保管されているかも怪しいがそちらも調査していない。

と言ったずさんな内容です。

結果、あい・パワーファンドの繰上償還が決定してしまい、6月9日に繰上償還されました。

行政処分直後の1月30日から買付も売却もできなくなってしまい、投資していた方は売却すらできずに資金拘束されていましたが、その後も基準価額は上がり続けていての繰上償還のため、全員利益は出ての繰上償還と思われます。
 
公募投資信託「あい・パワーファンド」の設定解約の停止について | あいグローバル・アセット・マネジメント株式会社

本日より当ファンドの運用財産についてのより詳細な状況を確認できるまでの間、投資家保護の観点から、①新規の設定の申込受付を中止すること、②解約の申込受付を中止することを決定いたしましたので、ご報告いたします。



やはり、何をやってるか不透明なファンドやマイナー過ぎるファンドは購入しないのが無難です。

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