2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

iFreeNEXT ムーンショットインデックス 次世代イノベーション企業に投資するファンドが新規設定

CATEGORYiFree
地球と宇宙船

iFreeシリーズの中のテーマ型インデックスファンド群であるiFreeNextシリーズに、iFreeNext ムーンショットインデックスが2021年7月9日に追加され、運用が始まりました。

 [2021.07.09情報更新]


iFreeNEXT ムーンショットインデックスがiFreeNextシリーズに追加
 
 新ファンドのお知らせ 【iFreeNext ムーンショットインデックス】 | 大和アセットマネジメント (PDF)


  • ファンド名: iFreeNEXT ムーンショットインデックス

  • 申込手数料: なし(=ノーロード)

  • 信託報酬: 年0.77%(税込、税抜年0.70%)

  • 信託財産留保額: なし

  • ベンチマーク: S&P Kensho Moonshots 指数 (S&P Kensho ムーンショットインデックス)

  • 設定日: 2021年7月9日

  • 決算: 年1回(7月8日)

  • 運用会社: 大和アセットマネジメント



ムーンショットとは

 壮大な挑戦を行うムーンショット銘柄に投資する、「iFreeNEXT ムーンショット」が新規設定へ | モーニングスター

「moonshot(ムーンショット)」という英単語は、故ジョン・F・ケネディ米元大統領が、アポロ計画による人類初の月への有人宇宙飛行計画について、米国議会で演説した内容に由来して、アポロ計画のように、「斬新で困難だが、実現すれば大きなインパクトをもたらす壮大な課題への挑戦」を意味するようになった。


上のモーニングスターの記事にあるように、ムーンショットとは「斬新で困難だが、実現すれば大きなインパクトをもたらす壮大な課題への挑戦」を意味するとのこと。

この「ムーンショット」にあやかって、次世代イノベーション企業で構成されたインデックスが「S&P Kensho ムーンショット指数」だ。


そのため、次世代イノベーション企業で構成されたインデックスが、S&P Kensho Moonshots 指数とのことです。



S&P Kensho Moonshots 指数はスクリーニング後に選んだ米国の50銘柄に等金額投資

指数への銘柄選定方法は以下のようなスクリーニングにより最終的に投資対象の50銘柄を決めています。

ムーンショット指数は、創業年数が浅く、なおかつ、急速な成長が期待できるイノベーション企業を中心に構成されている。米国の上場株式の中から、時価総額1億ドル以上(時価総額上位10%を除く)、かつ、3カ月の日次平均取引金額が100万ドル以上、かつ、企業の研究開発費・売上高がプラスという条件でスクリーニングし、さらに、企業の研究開発費、開示書類におけるイノベーション関連ワードを集計した「Early Stage Compositeイノベーション・スコア」を使って50銘柄を選定し、それらに等金額投資するポートフォリオを作る。



S&P Kensho Moonshots 指数などのS&P Kensho指数は、今までは同じくテーマ型のインデックスファンドであるeMAXIS Neoシリーズのベンチマークとして使われていましたが、iFreeNextシリーズでもベンチマークとして使われることになりました。



S&P Kensho Moonshots 指数の過去のパフォーマンス

S&P Kensho Moonshots S&P Kensho Moonshots 指数をNASDAQ指数やS&P500と比較した推移図

S&P Kensho Moonshots 指数をS&P500やNASDAQ100と過去のパフォーマンスを比較したグラフも上のように載っており、良いパフォーマンスです。
ただ、始点、終点でいくらでも比較リターンは入れ替わりますし、この手のテーマ型のファンドは運用を始めると全く期待外れになることも多いです。

ムーンショットという語感が気に入ったので紹介しましたが、iFreeNEXT ムーンショットインデックスは信託報酬も年0.77%(税込み)とインデックスファンドとしては高めです。

テーマに沿った米国の50銘柄に限定して投資する必要はなく、より幅広く分散投資することが基本だと思います。
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