2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

バランスファンドは株価下落時は一緒に下落し、株価上昇時は株式ほど上昇しないのが欠点?

シーソーとバランス

モーニングスターの記事にて、「株式が下がる時はバランス型ファンドも同じように下落するのに、株式が上がる時にはバランス型ファンドは株式ほど上昇しない」点がバランス型ファンドの弱点だと書かれています。

が、バランス型ファンドはリスクを抑えて運用するためのもので、リターンを最大化するものではないことから私は弱点とは思いません。

バランス型ファンドの弱点は価格安定機能の喪失と株価上昇時の追随率の低さ?

 バランス型ファンドの価格安定機能が喪失、採用には個々の運用方針の確認が重要に | モーニングスター

「現在のバランス型ファンドが抱える弱点」とは、株価が下落する時に同時に下落してしまい、分散投資で期待される安定化機能が喪失してしまっている点だ。現在のバランス型ファンドは、「安定」「安定成長」「バランス」「成長」の別なく、株価が下落する時には同時に下落するという点では変わりない。株式の組入比率の差によって、下落率が変わるだけだ。


日本株式、先進国株式、新興国株式や国内外の債券、REIT間の相関係数が昔より高くなっていることから、たしかに分散投資の効果は落ちてきてはいますが、相関係数が1(=全く同じ動きをする)でない限り、分散投資の意味があります。


株価が下落する時には同時に下落するという点では変わりない。株式の組入比率の差によって、下落率が変わるだけだ。


「株式の組入比率の差によって、下落率が変わる」と書かれているようににきっちり分散投資の効果が出ています。
株式が下落したら債券など他の資産クラスが上がって下落をカバーしてくれるのが分散効果や「価格安定機能」(←なにそれ)だと思っているのであれば分散投資への過剰期待です。


株価が下がる時には、株式と同じように下落するくせに、株価が上昇する時には株価の上昇率に劣後するという状況は、「二兎を追うもの一兎も得ず」という、中途半端な態度がもたらす最悪の結果ではないだろうか。


株式以外に債券など株式ほど期待リターンが高くない資産クラスにも投資しているので、株式1本に投資している時よりもバランス型ファンドのリターンが低くなるのは当然です。
最悪の結果でもなんでもなく、ごく当たり前のことです。

バランス型ファンドはリターンを最大化するものではなく、リスクを投資家のリスク許容度内に収まるようにするためのツールの1つです。
リスクが大きくても市場から退場せずに長期に運用が続けられるのであれば期待リターンが一番大きい株式のみに投資すればよいだけです。

ここのところ、株式市場が好調で、ついリターンのみに目が行きがちですが、リーマンショックなどの暴落が将来来ても耐えられるよう、自分が投資しているリスク資産が大幅に下落しても耐えられる水準になっているかを確認しておくのが無難です。

 参考: マーケットが好調な今、リスクを取り過ぎていないかリスク資産比率の確認を
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