2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

FTSE ハイディビデンド・イールド・インデックス 米国高配当株式指数の特徴まとめ

CATEGORY先進国株式
Dividends

バンガード・米国高配当株式ETF(VYM)のベンチマークである、FTSE ハイディビデンド・イールド・インデックス(FTSE High Dividend Yield Index)の指数の概要(投資対象、銘柄構成、配当利回り等)や、業種別構成比率、組入上位10銘柄の構成比率など詳細をまとめます。


<新規作成日: 2021 年10月26日。 最終更新日:2023年2月3日>


FTSE ハイディビデンド・イールド・インデックス





概要、基本情報

 Vanguard High Dividend Yield ETF (VYM) | Vanguard (英文)

 VYM High Dividend Yield ETF | Vanguard  (英文)

 VYM | Bloomberg (英文)

FTSE ハイディビデンド・イールド・インデックス(FTSE High Dividend Yield Index)の基本情報は以下の通りです。

 指数 FTSE ハイディビデンド・イールド・インデックス
 指数算出会社 FTSE社
 投資対象 (リートを除く)米国大型株式の中で予想配当利回りが平均より高い株式
 銘柄ウェイト 浮動株調整時価総額比率
 銘柄数 計440銘柄(2022年12月31日時点)
 配当利回り 年3.52%(2023年2月1日時点)
 銘柄入替 年1回


バンガード・米国高配当株式ETF(VYM)(信託報酬0.06%)のベンチマークとして使われています。



業種別構成比率

FTSE ハイディビデンド・イールド・インデックスの業種別構成比率は以下の通りです。(2022年12月31日時点)

 業種 構成比率
 金融 19.6%
 ヘルスケア 15.5%
 生活必需品 13.0%
 エネルギー 10.6%
 工業 10.4%
 一般消費財 8.5%
 公益事業7.9%
 技術 6.0%
 通信サービス 4.7%
 素材 3.8%
 不動産0.0%


テクノロジー関連企業が少なく、ヘルスケアや生活必需品など昔からある銘柄比率が高いです。
FTSE ハイディビデンド・イールド・インデックスはリートを除く指数ですので不動産業種比率は0.0%と全く含まれていません。


組入上位10銘柄の構成比率

FTSE ハイディビデンド・イールド・インデックスの組入上位10銘柄の構成比率は以下の通りです。(2022年12月31日時点)

 銘柄 構成比率
 ジョンソンエンドジョンソン(J&J) 3.3%
 エクソンモービル 3.2%
 JPモルガン・チェース 2.5%
 プロクター・アンド・ギャンブル(P&G) 2.5%
 シェブロン 2.5%
 ホームデポ 2.3%
 イーライリリー2.2%
 ファイザー 2.0%
 アッヴィ 2.0%
 メルク・アンド・カンパニー 2.0%


生活必需品や製薬会社関連の米国の大企業が占めています。
これら上位10銘柄で全体の24.8%を占めます。



FTSE ハイディビデンド・イールド・インデックスをベンチマークとするファンドや国内ETF

FTSE ハイディビデンド・イールド・インデックスをベンチマークとするインデクスファンドとしては、バンガード・米国高配当株式ETF(VYM)を買うだけの以下のインデックスファンドがあります。

 インデックスファンド ベンチマーク 信託報酬(税込) 
 SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド(SBI・V・米国高配当株式)  FTSE ハイディビデンド・イールド・インデックス0.1238%
 楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド(楽天・VYM) FTSE ハイディビデンド・イールド・インデックス0.1920%


FTSE ハイディビデンド・イールド・インデックをベンチマークとする国内ETFはまだありません。
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