2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

インデックス・タイプ(ミリオン)の信託報酬が1.55%から0.50%(税抜)に引下げ

COSTと書かれた積み木と白い電卓と小銭

三菱UFJ国際投信が運用する日経平均インデックスファンド、インデックス・タイプ(ミリオン)の信託報酬が1.05%引下げられました。


インデックス・タイプ(ミリオン)が信託報酬を年1.55%(税抜)から年0.50%(税抜)に引下げ

 「インデックス・タイプ(ミリオン)」約款変更のお知らせ | 三菱UFJ国際投信 (PDF)

さて、弊社「インデックス・タイプ(ミリオン)」につきまして、信託報酬率を引き下げる約款変更を行いましたので、お知らせ申し上げます。


  • 対象ファンド: インデックス・タイプ(ミリオン)

  • 約款変更日: 2022年2月8日

  • 変更内容 (信託報酬率(年率)の変更) : 変更前 年1.55%(税抜)⇒変更後 年0.50%(税抜)



インデックス・タイプ(ミリオン)の基本情報

インデックス・タイプ(ミリオン)は、日系平均トータルリターン・インデックス(=日経平均(配当込み))をベンチマークとするインデックスファンドです。1987年11月から34年超運用されています。

ちなみにファンド名にある「ミリオン」は、「会社等を通じて、給与天引きによる購入が可能な投資信託」とのこと。
(出典: 証券用語解説集 ミリオン | 野村證券 )


基本情報は以下の通りです。

  • ファンド名: インデックス・タイプ(ミリオン)

  • ベンチマーク: 日経平均トータルリターン・インデックス

  • 購入時手数料: なし(ノーロード)

  • 信託報酬: 年0.55%(税込) (年0.50%(税抜))2022年2月8日に信託報酬1.55%(税抜)から引下げ 

  • 信託財産留保額: なし

  • 設定日: 1987年11月27日

  • 決算: 年1回(11月7日)

  • 運用会社: 三菱UFJ国際投信 

  • 販売会社: 三菱UFJモルガン・スタンレー証券のみ




インデックス・タイプ(ミリオン)の過去の運用実績がベンチマークが+77.6%なのにまさかのマイナスリターンなのが悲しい

インデックス・タイプ(ミリオン)は設定日が1987年ということもあり、信託報酬1.55%(税抜)の超高コストの日経平均インデックスファンドでした。
今回、信託報酬を1.55%(税抜)から0.50%(税抜)に引下げてきたのは、三菱UFJが店頭販売のインデックスファンド約20本の信託報酬を引下げへにてお伝えした信託報酬引下げの一環かと思います。

ただ、今では、eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)(信託報酬0.14%(税抜))のようなはるかに低コストの日経平均インデックスファンドがあります。
引下げ後の0.50%(税抜)の信託報酬でも今となってはずいぶん高い信託報酬です。

コストは確実にその分リターンを削ります。
以下はインデックス・タイプ(ミリオン)の設定来(34年超)の過去のベンチマークとのリターン比較です。

インデックス・タイプ(ミリオン) 過去のベンチマークとのリターン比較
 出典: インデックス・タイプ(ミリオン) 月報 (PDF)


インデックス・タイプ(ミリオン)は信託報酬が1.55%(税抜)の時、ベンチマークである日経平均トータルリターン・インデックスが設定来で+77.6%なのに対し、インデックス・タイプ(ミリオン)の騰落率は-3.1%とまさかのマイナスです。

過去1年でもベンチマークに-1.8%、過去3年では-7.0%もベンチマークより低い騰落率で信託報酬以上のコストがかかっているようです。
同じ投資対象のインデックスファンドであれば、できるだけ低コストのファンドを選ぶのが基本です。
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