2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

JPモルガンもGBI-EM等の新興国債券指数からロシアを除外へ

CATEGORY新興国債券
指数のグラフ

JPモルガンも全ての債券指数からロシアを除外します。


JPモルガン 新興国債券指数からロシアを除外へ

 JPモルガン、ロシアを全ての債券指数から除外へ | ロイター
 

JPモルガンは7日、ロシアを同社の全ての債券指数から除外すると発表した。今月末に実施する。


JPモルガンのエマージング・マーケット・ボンド・インデックス(EMBI)とサブ指数からロシア債が除外される。

また、ガバメント・ボンド・インデックスーエマージング・マーケッツ(GBI―EM)から、ルーブル建て国債が除外される。



JPモルガンは、主に以下2つの新興国債券指数を提供しています。


(投資信託やETFのベンチマークとして使われる)指数提供会社としては、既に、株価指数を提供するMSCI、FTSE、S&P社共に指数からロシアを除外しています。

さらに今回、JPモルガンも算出する上記の債券指数からロシアを除外することになりました。



債券指数に占めるロシア比率が株式指数よりも高く、ロシア除外の影響大

eMAXISシリーズの各ファンドに占めるロシアやウクライナの株式、債券比率が公開でもお伝えしたように、2月末時点で、全世界株式指数であるMSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスに占めるロシア比率はわずか0.20%、新興国株式指数であるMSCIエマージング・マーケット・インデックスでもロシア比率は1.71%にとどまります。

ただ新興国債券に占めるロシア比率は株式指数より高く、同じ2月末でのロシア比率は、JPモルガン・エマージング・マーケット・ボンド・インデックス・プラスが6.91%、JPモルガンGBI-EMグローバル・ダイバーシファイドが4.93%でした。これらが事実上損切されるわけで、株式指数よりも債券指数に占めるロシア比率が高いたため影響を大きく受けてしまいます。

先進国と違ってロシアなど新興国は政治的、地政学的にカントリーリスクがあり好んで取るべきリスクではありません。

私は新興国債券クラスには全く投資しておらず、新興国株式も今はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)を通して全世界の時価総額比率分に当たる11%程度に投資しているだけです。

やはり特定の国や地域に集中投資するのではなく、幅広く国際分散投資することが基本であることが良くわかる事例と思います。
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