2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

個人向け国債 変動10年 今月の金利は年0.13%と先月より0.01%アップ

電卓と貯金箱

今月も個人向け国債の販売が始まり、個人向け国債 変動10年の金利が0.13%と先月より0.01%上がっています。
各証券会社のキャッシュバックキャンペーンと共に詳細をまとめました。


2022年4月の個人向け国債 変動10年 利率が年0.13%にUP

  • 個人向け国債 変動10年(第145回): 年0.13% (半年ごとに変動)

  • 個人向け国債 固定5年(第133回): 年0.05%

  • 個人向け国債 固定3年(第143回): 年0.05%



個人向け国債 変動10年とは

「個人向け国債 変動10年」は名称こそ「国債」となっていますが、通常の固定金利の利付国債とは異なり、中途解約でも元本自体は変動しません。一方、金利は半年ごとに変動します。

10年の満期を待つことなく、購入1年経過後は中途解約可能で、国が元本の金額で買い取ってくれます。
半年ごとに利金が支払われ、中途解約時は直近2回の受け取った利金(税金をひかれて実際に貰った分)を返却することになりますので原理的に元本割れにはならない親切設計です。また経過利子も計算されてその分の利金ももらえます。

そのため、国債という名称ですが、言わば「半年ごとに利率が見直される変動金利の定期預金」です。
しかも定期預金と異なり、(購入時の金額に無関係に)1万円単位で中途換金できます。
 


個人向け国債 変動10年の利率 今月は年0.13%まで上がりました。

 変動10年(第145回)の発行条件 | 財務省

個人向け国債(変動10年)の利率は長期金利を「基準金利」とし、それに0.66をかけたものが利率となります。
(長期金利×0.66が0.05%を下回る場合は最低保証値の0.05%が利率となります。)

先月3月は長期金利が0.18%に上昇していたため、個人向け国債 変動10年の金利も0.12%に上がっていました。
今月4月は、長期金利が0.20%まで上昇し、個人向け国債 変動10年の金利も0.13%までに上がっています。

年0.13%の金利は、たいていの銀行の定期預金金利より高く、1銀行1000万円とその利息までしか保証されないペイオフ上限にも無関係で国が保証します。
私も無リスク資産の運用の一部に個人向け国債を利用しています。

今月の主要な証券会社のキャッシュバックキャンペーンは以下の通りです。



2022年4月の個人向け国債(変動10年) キャッシュバックキャンペーン

証券会社ごと個人向け国債(変動10年) キャッシュバックキャンペーンは以下です。
先月3月のキャッシュバック金額から変更はありません。

個人向け国債(変動10年)キャッシュバックキャンペーン2022年3月 証券会社別比較
 証券会社購入金額
 50万 100万 200万 300万400万 500万
 野村證券(野村ホームトレード)) - 1000円 2000円 4000円 5000円 7000円
 大和証券 - 1000円 2000円 4000円 5000円 7000円
 みずほ証券 - 1000円 2000円 4000円 5000円 7000円
 SMBC日興証券 - 1000円 2000円 4000円 5000円 7000円
 SBI証券 500円 1000円 2000円 3000円 4000円 5000円


SBI証券は購入金額100万円ごとに1000円キャッシュバックがあります。100万円からキャッシュバックがある他の大手証券会社と違い、SBI証券購入金額が50万円からキャッシュバックがあります。

野村證券や大和証券など大手証券会社では、解約はコールセンターに電話する必要があるため面倒なので、今はネットでボタン押すだけで解約できるSBI証券で個人向け国債を購入しています。

最初にもらえるキャッシュバックも合わせて考えると、無リスク資産の運用としては、個人向け国債は選択肢の一つとしてありだと思います。
私も楽天銀行マネーブリッジ設定での残高300万円超の普通預金金利改悪により、楽天銀行に置いていた資金の一部を個人向け国債購入に充てる予定です。


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 [2022.05.12追記]
 個人向け国債 変動10年の利率がさらに年0.17%まで上がりました。
 個人向け国債 変動10年 今月の金利は年0.17%と先月より+0.04%上昇
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