2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

MSCI スタンドアローン・マーケット・インデックス 構成国の確認

右下下がりの棒グラフ

MSCI スタンドアローン・マーケット・インデックス(MSCI Standalone Market Index、スタンドアローン市場指数)は、MSCI社が投資可能と規定する「最低限の流動性、投資規制」を満たしていない国が分類されている指数です。

2022年3月9日にMSCI スタンドアローン・マーケット・インデックスにロシアが追加されました。
MSCI スタンドアローン・マーケット・インデックスの詳細を確認します。


MSCI スタンドアローン・マーケット・インデックス (MSCI Standalone Market Index)のMSCI指数の中の位置づけ

MSCI指数の市場別分類

MSCI社の株式指数分類を以下にまとめました。

MSCI株式指数の分類
 全世界株式 地域 投資国指数 指数
MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス (ACWI) 先進国
23ヶ国
日本 MSCIワールド・インデックス  MSCIジャパンインデックス
海外先進国
22ヵ国 
MSCIコクサイ・インデックス
新興国24ヶ国 MSCI エマージング・マーケット・インデックス 
 -フロンティア国28ヶ国 MSCIフロンティア・マーケット・インデックス
 - 投資不可能13ヶ国MSCI スタンドアローン・マーケット・インデックス


MSCI社は、「流動性」や「外国人の投資規制」、「株式市場規模」等により、各国を先進国株式指数、新興国株式指数、フロンティア株式指数に分類しています。

その中で「最低限の流動性」や「外国からの投資規制基準」を満たしていない国が投資不能国としてMSCI スタンドアローン・マーケット・インデックスに分類されます。
全世界株式指数であるMSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスでも投資対象ではありません。


MSCI スタンドアローン・マーケット・インデックスとは

  MARKET CLASSIFICATION | MSCI (英語)

MSCI スタンドアローン・マーケット・インデックスは以下の13ヶ国で構成されています。


MSCIスタンドアローン・マーケット・インデックス構成国
 スタンドアローン市場 スタンドアローン国指数
 MSCI スタンドアローン・マーケット・インデックス  アルゼンチン MSCI Argentina
 ジャマイカ MSCI Jamaica
 パナマ MSCI Panama
 トリニダード・トバゴ MSCI Trinidad and Tobago
 ボスニア・ヘルツェゴビナ MSCI Bosina and Herzegovina
 ブルガリア MSCI Bulgria
 マルタ MSCI Malta
 ウクライナ MSCI Ukraine
 ロシア MSCI Russia 
 ボツワナ MSCI Botswana
 ジンバブエ MSCI Zimbabwe
 レバノン MSCI Lebanon
 パレスチナ MSCI Palestine


MSCI スタンドアローン・マーケット・インデックスには、2015年9月にウクライナが入り、2021年2月にレバノン、2021年11月にはアルゼンチン、そして2022年3月にはロシアが入っています。

結果、現在は上の表の13ヶ国がMSCI スタンドアローン・マーケット・インデックスに入っています。
現在戦争中のロシアとウクライナの他、ジンバブエやトリニダード・トバゴ、ボスニア・ヘルツェゴビナなど、世界最貧国だったりずっと内戦をしているヒャッハーな国が並んでいます。

MSCI スタンドアローン・マーケット・インデックスの構成国には投資できませんが、個人はもちろん機関投資家含め投資が困難なため、経済発展も難しいです。
どんな国が含まれているかは知っておくべきだと思います。
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