2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

パッシブ投資は「度が過ぎている」、「とてつもない資本の誤算」という批判の紹介

イノベーションのイメージ

テスラCEOのイーロン・マスクや、破壊的イノベーション投資とやらのアクティブ運用で有名なアーク・インベストメント・マネジメント創業者のキャシー・ウッドがパッシブ投資を批判したとの記事がありましたので紹介します。



パッシブファンドは度が過ぎているとか、資本の誤算とか・・

 マスク氏、パッシブ運用は「度が過ぎている」-ウッド氏も論争に参戦 | ブルームバーグ
 

インデックスファンドの影響力増大を巡る議論にイーロン・マスク、キャシー・ウッド両氏がツイッターで参戦。ウォール街で長く続いている論争にそれぞれの立場から批判を展開した。


イーロン・マスクや、アーク・インベストメント・マネジメントのキャシー・ウッド氏がパッシブ投資をツイッターにて以下のように批判しています。

発端はベンチャー投資家マーク・アンドリーセン氏のツイート。ブラックロックのような企業が巨大なパッシブ投資ビークルを通じて議決権を持っていることについて、多数の企業に及ぼす影響力が大きすぎるとツイッターで論じた。

マスク氏はこの投稿へのリプライ(返信ツイート)で、パッシブ運用は「度を過ぎている」と批判。


イーロン・マスクは、テスラがS&P500など主要株価指数に採用されているため、パッシブ運用の拡大によって、テスラ最大株主の自分に次ぐ2位、3位株主がそれぞれインデックスファンド運用会社大手のバンガード社、ブラックロック社なのは影響力があり過ぎるがあるとの批判のようです。

まあ、たしかに、インデックスファンドの大手運用会社がテスラはじめ、多くの企業の議決権を持っているために経営方針に影響を及ぼすのは歪みがあるという主張はわかる気がします。


アーク・インベストメント・マネジメント創業者のウッド氏も議論に加わり、S&P500種株価指数に連動した投資では、テスラが同指数に組み入れられる前の大幅上昇のチャンスを逃していただろうと述べた。

 「この20年間にパッシブファンドへのシフトが加速したが、後に歴史はこれをとてつもない資本の誤算と断じるだろう」とウッド氏はツイートした。


キャシー・ウッド氏が、S&P500インデックスファンドの場合、テスラがS&P500に組み入れられる前の株価大幅上昇を逃しているとかごく当たり前のことを言われても、そらそやろと思うだけで反応に困ってしまいます。

 

アクティブ投資家として知名度の高いウッド氏は、今年は散々な成績に甘んじている。旗艦ファンド、アーク・イノベーションETFの運用成績はマイナス45%に近づいている。


どうやったら今年のリターンがマイナス45%近くにもなるのかさっぱりわからないのですが、レバレッジかけてナスダックにでも投資してるのかなと不思議です。


コストの低さに加え、市場全体を上回る成績を上げる銘柄を見極める運用者の能力に疑いの目が向けられていることも、パッシブ投資へのシフトを促した。


パッシブ投資が次第に拡大してきているのは、結局これです。

アクティブファンドの存在価値は、リターンが市場平均より高いことその1点のみです。
ウッド氏は当たり前のことを言ってないで、自社の旗艦ファンドの立て直しに力を注いだ方が良さそうです。
関連記事