2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

為替ヘッジ有無によるMSCIコクサイ指数(配当込み)の過去30年間のリターン比較

CATEGORY為替ヘッジ
棒グラフや円グラフと地球のモデル

MSCIコクサイ・インデックスは、先進国株式インデックスファンドやETFのベンチマークとして使われる先進国株式指数です。
MSCIコクサイ・インデックス(配当込み)と、為替ヘッジ有のMSCIコクサイ・インデックス(配当込み)との過去30年のリターン比較グラフを見つけたので紹介します。


為替ヘッジ有無による過去30年間のMSCIコクサイ・インデックスのリターン比較

為替ヘッジや為替ヘッジコストとは

まず、為替ヘッジや為替ヘッジコストって何という方は以下記事をご覧ください。
 為替ヘッジにかかる為替ヘッジコスト 金利差だけでは決まらないコストの仕組み



MSCIコクサイ・インデックス 為替ヘッジ有無によるリターン比較

見つけたレポートは以下です。
 国内外の株式投資は何から始めればよいか-外国株式インデックスファンドの基礎知識 | ニッセイ基礎研究所

このレポートでは、外国株式インデックスファンドを選ぶ際に注意すべき点として、「対象地域の範囲」や「国内株式の有無(含む日本か、除く日本か)」に続き、「為替ヘッジ」の有無の項目があります。

以下のグラフが為替ヘッジ無しのMSCIコクサイ・インデックス(配当込み)と、為替ヘッジ有のMSCIコクサイ・インデックス(配当込み)の過去30年(1990年6月末から2020年6月末)のリターン比較のグラフです。
1990年6月末時点を100とした時のリターンを比較してあります。
  • 為替ヘッジ無しのMSCIコクサイ・インデックス(配当込み): 青色

  • 為替ヘッジ有のMSCIコクサイ・インデックス(配当込み): オレンジ色


為替ヘッジ有無により生じるパフォーマンスの違い(MSCIコクサイ・インデックス、円ベース、配当込)


為替ヘッジコストは思っていたよりもリターンを損ね、長期投資には不向きの可能性

長期投資の場合、為替リスクを取らない代償として支払うヘッジコストは、実質的なリターンをかなり損ねる可能性がある。MSCIコクサイ・インデックスは、1990年6月末から2020年6月末までの30年間で、為替ヘッジ有インデックス(円ベース、配当込)は為替ヘッジ無インデックス(円ベース、配当込)より451ptもリターンが低かった(図表3)。


1990年6月末を100ptとした時に30年後にMSCIコクサイ・インデックス(配当込み)は約700ptと7倍に増えています。
一方、為替ヘッジ有のMSCIコクサイ・インデックス(配当込み)は451ptも低く、約2.5倍の増加にとどまっています。

値動きは為替ヘッジ無しに比べて抑えられていますが、為替ヘッジコストによって451ptもリターンが低下するのは私も含め受け入れられない方も多いと思います。

しかし実際には、図表3のとおり、為替ヘッジの有無でインデックスを長期的に比較するとリターンに大きな差が生じる。筆者の意見ではあるが、為替ヘッジは、ヘッジによるメリットよりもコストが大きく、特に長期投資には向かないように思われる。


為替リスクは為替ヘッジ無しのMSCIコクサイ・インデックスのリスク全体の35%を占めるとのことです。
為替リスクをとっても長期では損でも得でもないので、為替による変動リスクを受け入れられるのであれば、余計な為替ヘッジコストがかかる為替ヘッジ無しのインデックスファンドの保有で問題なさそうです。
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