ネット証券投信積立件数ランキング SBI・V シリーズ3本がeMAXIS Slimシリーズに次ぐ存在に
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大手ネット証券3社の投信積立契約件数ランキング(2022年4月)にて、eMAXIS Slimシリーズ4本に加え、SBI・V シリーズ3本がトップ10入りしています。
ネット証券の投信積立契約件数ランキング eMAXIS Slimシリーズの4本に加えてSBI・V シリーズ3本がトップ10入り
「SBI・V」が「eMAXIS Slim」を追うシリーズに浮上=ネット証券の投信積立契約件数ランキング22年4月 | モーニングスター

大手ネット証券3社(SBI証券、楽天証券、マネックス証券)が毎月公表している投信積立契約件数トップ10について、各社ランキング1位に10点、以下、順位が落ちるたびに1点を減点し、第10位を1点として、3社のランキング10位までのファンドの点数を集計したとのこと。
トップ10は全て米国株式、全世界株式、先進国株式クラスいずれかの超低コストインデックスファンドが独占
一方、前月に7位だった「ひふみプラス」がトップ10を陥落し、トップ10に入っている銘柄は、全て外国株式のインデックスファンドになった。
アクティブファンドのひふみプラスが、最近のリターン不調のせいかトップ10から外れています。
結果、現在トップ10は全てが米国株式、全世界株式、先進国株式クラスいずれかの超低コストインデックスファンドとなっています。
参考までに1年前のネット証券の投信積立契約件数ランキングは以下です。

前述のひふみプラス以外にも、eMAXIS Slim 新興国株式インデックスやeMAXIS Slim バランス(8資産均等型)、さらにはマネックス資産設計ファンド(←「パトラッシュ生きとったんか、ワレ!」)など新興国株式やバランス型のインデックスファンドもランクインしていました。
現在は米国株式、全世界株式、先進国株式クラスいずれかのインデックスファンドのみと様変わりしています。
SBI・V シリーズ全4本のうち、3本がランクイン
なお、「SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド」が前月のトップ10圏外からランクインし、「SBI・V」シリーズがトップ10に3本食い込んだ。これは、トップ10に4本を送り込む「eMAXIS Slim」シリーズを追う2番手のインデックスファンド・シリーズに「SBI・V」シリーズが明確に位置付けられた兆候といえる。
eMAXIS Slimシリーズが資産クラス別に信託報酬最安を武器に圧倒的な強さでしたが、ここにきて超低コストインデックスファンドシリーズとしては2021年6月15日設定と後発のSBI・V シリーズが3本ランクインしています。
SBI・V シリーズは、楽天・バンガード・ファンドシリーズ同様に、バンガード社のETFにファンドオブファンズ形式で投資する超低コストインデックスファンドシリーズです。
楽天・バンガード・ファンドシリーズより運用管理費用を抑えることで信託報酬最安レベルとなっています。
【追記(ここから)】
ツイッターにて河童さんに教えていただきました。
SBI・V・S&P500はマネックス証券でも買えますが、SBI・V・全米株式とSBI・V・全世界株式が買えるのはSBI証券だけです。
— 河童@インデックス投資🌻 (@KappaProject) May 9, 2022
楽天証券がSBI・Vシリーズを扱わないのは意図的なものかも知れませんね。
それにしても販社が増えませんね。信託報酬からの取り分が少なすぎて敬遠しているのかな。
SBI・V シリーズは現時点では楽天証券ではいずれも取り扱っておらず、
- SBI・V・S&P500インデックス・ファンド: SBI証券、マネックス証券
- SBI・V・全米株式インデックス・ファンド: SBI証券のみ
- SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド: SBI証券のみ
楽天証券で取り扱っていないのは、楽天・バンガード・ファンドシリーズの魅力が薄くなるからかも知れません。
同時にこの限られた販売会社でランキング入りしてくるSBI・V シリーズ恐るべしです。
【追記(ここまで)】
現在はランキング入りしているような超低コストインデックスファンドがネット証券で100円から購入、積立できる良い時代です。
米国株価の先行きなどに無関係に長期に渡ってコツコツ投資して行けばよさそうです。
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