2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

SOMPO123 先進国株式 SOMPOアセットの想定するファンドの運用や目的についての取材記事

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SOMPO123 先進国株式は信託報酬が0.07%(税抜)とインデックスファンドとアクティブファンドを合わせた全ファンドの中でも単独最安の超低コスト「アクティブファンド」です。

運用会社のSOMPOアセットマネジメントに、SOMPO123 先進国株式を設定した狙いや、ファンドの運用について取材した記事がありました。


SOMPO123 先進国株式とは

SOMPO123 先進国株式って何?という方向けに基本情報や特色を記載します。

SOMPO123 先進国株式 設定来リターンは参考指数よりマイナス1.24%でお伝えした基本情報やファンドの特色は以下の通りです。


基本情報

  • ファンド名: SOMPO123 先進国株式

  • ベンチマーク: なし。 参考指数はMSCIコクサイ・インデックス(配当込み)

  • 購入時手数料: なし(ノーロード)

  • 信託報酬: 年0.077%(税込) (年0.070%(税抜))  

  • 信託財産留保額: なし

  • 設定日: 2021年12月21日

  • 決算: 年1回(7月11日)

  • 運用会社: SOMPOアセットマネジメント

  • 販売会社: SBI証券、auカブコム証券、松井証券、マネックス証券、新生銀行、PayPay銀行



特色

「信用格付けが投資適格未満の企業は投資せず、(日本を除く)先進国株式の中から主要な123銘柄程度に分散投資を行う」方針のアクティブファンド。



SOMPOアセットマネジメントへの取材内容

 信託報酬0.077%の「SOMPO123 先進国株式」、長期積立投資の新しい選択肢 | モーニングスター

取材のQ&Aは私の方で記事から抜粋しています。詳細は上記の元記事をご覧ください。

Q. なぜこれほど信託報酬の低いファンドを設定したのか?

結果的に、年0.1%を下回るような信託報酬で運用される投信も出てきたのですが、私どもは最後発の立場になるため、この成長市場に参入し、お客さまから振り向いていただくには、一段と低いコスト水準を実現するしかないと考え、徹底してコストにこだわった商品を考えました。運用コストが低いことは、投資家の皆様の利益に直結しますので、信託報酬がより低いファンドをめざしました。



Q. どのような工夫で低コストを実現したのか?

 一方、たとえば、「MSCIコクサイ・インデックス」の構成銘柄数は約1300銘柄になりますが、これに連動させたインデックスファンドにしようとして1000銘柄を超えるような銘柄数でポートフォリオを組みますと、株式の売買執行や保管等でコストがそれなりに発生します。ポートフォリオの分散効果と売買執行等のコストの両方を勘案してバックテストによる検証を重ねた結果、123銘柄前後に絞ってポートフォリオを構築することにより、売買執行等のコストの抑制と適切な分散効果の実現を両立させることが可能と考え、現状の銘柄数を決定しました。




Q. ファンドの値動き等の特性は?

概ね「MSCIコクサイ・インデックス」に近い値動きになると想定しております。


当ファンドの場合、インデックスとの乖離リスクをある程度意識しつつ100銘柄以上の銘柄数で分散投資を行っており、銘柄数を絞ったアクティブファンドと比べると、インデックスファンドに近似した商品性になると考えられます。




Q. ファンドの使い方についての提案は?

ぜひ、長期積立投資の対象銘柄としてお使いいただきたいと思います。当ファンドは積立投資用に企画されたファンドです。購入時手数料が無料、かつ、運用にかかる信託報酬も非常に低い水準のファンドになっています。当ファンドが投資する先進国の優良企業は、世界経済の成長にともなって企業成長を図っていくことができます。世界経済は緩やかな成長を続けると期待されています。その世界経済の成長に沿って、当ファンドのパフォーマンスも成長が期待されます。長期の積立投資には非常に有力な投資対象だと思います。




全体を通して、参考指数のMSCIコクサイ・インデックス(配当込み)を上回るリターンを狙うというよりは、構成銘柄数が同指数の10%程度のため、ある程度リターンが乖離することは許容しつつ、長期的に参考指数のリターンに概ね追随していくようなイメージを想定してファンドを設計されたと感じました。
斬新ですが、これはこれでありかもしれません。

実際の運用はまだ始まったばかりですので、今後の運用がどうなっていくか引き続きチェックしていきます。


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 [2023.01.24追記]
 SOMPO123 先進国株式 1年リターンは参考指数を2.9%上回る好成績
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