2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

インデックスファンドに500万円を突っ込んだ55歳男性の「まさかの絶望」という風評被害記事 

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「投資失敗」したがっくり来ている男性のイメージ

「インデックスファンドに500万円を突っ込んだ55歳男性「まさかの絶望」に陥ったワケ」という思いっきり釣りタイトルの記事がありました。


用途の決まった資金500万円を突っ込む愚
 
 【前編】インデックスファンドに500万円を突っ込んだ55歳男性「まさかの絶望」に陥ったワケ | 現代ビジネス

 【後編】500万円をインデックスファンドに突っ込み「絶望」した55歳男性、その「根本的な間違い」 | 現代ビジネス

2020年11月、Nさんが購入したのは日経平均に連動した投資信託、インテックスファンドでした。インターネットで調べてみると、投資の初心者には、コストが低い指数連動の投資信託がいいと出ていましたし、日経平均なら経済にうとい自分にとっても相対的に馴染みがあります。


今まで投資未経験の55歳の男性が不慣れながらもネット証券の口座を開設して、最初に日経平均インデックスファンドを購入したとのこと。

短期間での成功に味をしめ、結婚25周年の妻への約束でキッチンのリフォーム用に取っておいた500万円も追加で投資したのが2021年4月です。


自分の資金50万円で日経平均インデックスファンドを購入したところ、20%(=10万円(税引前))上がったので利益確定し、ちょっと高級なお酒の購入に使ってしまう。
その後、もっと儲けたいからと、リフォーム用として用途の決まっている資金500万円を追加投入します。


500万円を投資して平常心でいられたのは最初の数日ほど、その後は日経平均が徐々に下がり始めます。これまでネット証券の画面を開く度に値上がりを目にしていたのとは真逆で、画面を開けばマイナスという状況にNさんの気持ちはどんどん不安定になっていきました。


リフォーム用の500万円の評価益がマイナスになっていくのがつらく、仕事も手につかなくなります。


下がり続ける相場に後悔する毎日を過ごしたのち、ようやく反発したところで、投資信託は4ヵ月で手放しました。結果的には収益はトントンにあと一息というところで収まり、Nさんは傷が浅いうちに投資から足を洗えたことに、胸をなでおろしました。


結局、収益が少しマイナスのところで売却でき、投資から足を洗えてよかったのような終わり方をします。(嘘くさい。。)


全然よくないし、日経平均インデックスファンド自体は何も悪くなく、むしろ理不尽な風評被害をうけています。
インデックスファンドの代わりに、アクティブファンドだろうが、個別株だろうがビットコインだろうが何でも同じです。

短期売買なら長期投資向けのインデックスファンドではなく、日経平均ETFの方が通常の株式と同じように使えて便利だったかと思います。
ただ、ポイントはそこではありません。

結局、投資未経験の55歳男性が、日経平均インデックスファンドのみで国際分散投資もせずに、自分のリスク許容度を超えた金額(しかも今後の用途が決まっている資金)を一括購入し、含み損が出るとびびりまくり、結局短期目線で売却(損切)するというインデックスファンドには不向きな投資をしただけです。

もうちょっとタイトル含め何とかならなかったのかなと思いました。
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