2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

レバナス投資で被害続出?背後に投資系インフルエンサーの影もという間違いだらけの記事

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間違い

「“レバナス投資”で被害続出? 背後に投資系インフルエンサーの影も」という書いてあることが意味不明な内容の記事がありました。



レバナスとは

レバナスとは、 iFreeレバレッジ NASDAQ100や楽天レバレッジ NASDAQ100(愛称:レバナス)のように、日々の基準価額の値動きがNASDAQ100指数の値動きの約2倍になることをめざすファンドをさします。

ここ数年の米国株式が好調であったことから、これらレバナスに全力とか、レバナスに長期投資すると言った発言を見かけるようになりました。
ただ、この半年は株式市場が軟調のため、以下グラフのようにレバナスは50%近い下げとなっています。

「レバナス」は半年で半値近くまで落こんだ

レバレッジのかかっていないiFreeNEXT NASDAQ100インデックスはこの半年で15.87%の下げなので、レバレッジの値動きの大きさがよくわかります。
レバナスが2倍どころか約3倍もiFreeNEXT NASDAQ100インデックスより下げが大きいのは、レバナスは為替ヘッジありのため、ここのところの円安の恩恵を受けていないためと思われます。



間違いだらけの記事がひどすぎる

 “レバナス投資”で被害続出? 背後に投資系インフルエンサーの影も | ITmediaオンライン


米国株ブームで増加した投資系インフルエンサーの推奨により、「レバナス」と呼ばれる投資信託がここ半年で半値近くまで大暴落している。


記事冒頭からこれです。
投資系インフルエンサーの推奨が原因でレバナスが大暴落するわけがなく、書くのなら「米国株ブームで増加した投資系インフルエンサーが推奨していた、「レバナス」と呼ばれる投資信託がここ半年で半値近くまで大暴落している。」とするべきかと。


現在、楽天投信投資顧問の取り扱う「レバナス」の純資産総額は210億円で、運用口数はおよそ385億口だ。ここで「レバナス」の繰上償還条項を確認すると、受益権の口数が10億口を下回ることになった場合は繰上償還となり、運用が終了する旨が記載されている。

 ここで簡易な計算として、385億口にナスダック100指数の2倍レバレッジにおける98.6%のドローダウンを当てはめると、受益権の総数は大底圏で5.3億口まで減少する計算となり、繰上償還のラインに引っかかってしまう。


何言ってるのか全く意味がわかりません。
NASDAQ100指数が下落すると、ファンドの基準価額は当然下がりますが、受益権の口数は変わらないはず。
受益権の口数が基準価額と連動して下がると思っているようなので、基準価額と口数の区別がついていないのかもしれません。

「レバナス」のような投資信託はいくつか存在するものの、運用方法に大きな違いはない。1つのレバナスが繰上償還されると連鎖的に他の投信も繰上償還となる可能性が高いのだ。


なぜ連鎖的に他の投信も繰上償還となるのか意味が分からず混乱しますが、そもそもその前に書かれている内容が間違っているのであまり深く考えるのはやめておきます。


資産形成は「レバナス」ではなく「レバ無し」で十分だ。


最後の行のこの結論部分については同意します。

インデックス投資は決してリスクが少ない投資法ではない、だからこそ重要なことでもお伝えしたように、市場全体の値動きだけでも十分大きいです。
レバナスはもっと短期の投資向けで、リスクが大きすぎ長期の資産形成には不向きのはずです。

記事に載せる前にもうちょっと関係者が査読してチェックしてあげてほしいと思いました。
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