国内の株式投信に占めるインデックスファンドの純資産比率が25%近くと1年で+5%上昇
CATEGORYインデックス投資

国内の株式投資信託に占めるインデックスファンドの純資産総額が19.8兆円となり、比率(シェア)も25%に迫っているとのことです。
国内の株式型投信でのインデックスファンド比率が25%近くまで上昇
インデックス型投信の残高増加 シェア25%に迫る | 日本経済新聞
国内公募の追加型株式投資信託で、株価などの指数に連動する投資成果を目指すインデックス型の純資産残高が増えている。5月時点で19.8兆円と、過去1年間で約4.5兆円を積み増した。投信全体に占めるシェアは25%に迫っている(ETF=上場投資信託を除く、図表1)。一方、アクティブ型(積極運用型)は依然として大半を占めるが、1年前に8割以上あったシェアは76%程度まで下がった。

上の図は、青色がインデックス型ファンドの純資産残高、緑色がアクティブ型ファンドの純資産残高、赤線がインデックス型ファンドのシェア(比率)です。
赤線のインデックス型のシェアは、2022年5月末に25%近くまで上がってきています。(アクティブファンド比率は約76%)
ちょうど1年前の記事では、インデックスファンドの純資産総額は15億円超、比率は20%近くでしたので、この1年でインデックス型ファンドの純資産残高は約4.5兆円、比率は20%近くから25%近くと約5%増えています。
このインデックス型ファンドのシェアにはETFは含まれていませんが、こちらも約1年前の日本、米国、欧州のパッシブファンド比率の推移 日本をトップに各地域とも上昇中の記事では、日本でのパッシブファンドの比率は約55%でしたので、ETFを含めると今は60%近いと予想できます。
今は昔と違って、信託報酬が年0.10%(税抜)程度の超低コストインデックスファンドが主要ネット証券でノーロードかつ100円から購入できる時代です。
これからもインデックスファンドの純資産総額が増えていくことに期待しています。
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