2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

早期リタイア時の総資産の調査記事 2000万円未満が42.2%と少なすぎる件

FIREと書かれたノートとペン、電卓と1万円札

早期リタイアをした男女1019名を対象に、リタイアするまでにかかった年数と、リタイア時の総資産を調査した記事がありました。


早期リタイア時の総資産の調査記事 2000万円未満が42.2%

 「FIRE」した1000人に聞いた、リタイア時の総資産は? | マイナビニュース

リタイアするまでにかかった年数・リタイア時の総資産 調査結果の棒グラフ


社会人として働き始めてからリタイア(もしくは独立)するまでにかかった年数を教えてもらったところ、「15年~20年未満」(25.8%)が最も多く、次いで「20年~25年未満」(24.4%)、「5年~10年未満」(17.5%)と続く結果に。


社会人として働き始めてからリタイアするまでにかかった年数は、「15年~20年未満」が25.8%と一番多く、次に「20年~25年未満」の24.4%が続きます。

資産を増やすのに貯蓄、投資どちらにしてもある程度時間がかかることが多く、、15年以上かかったのは「25年~30年未満」の9.4%を合わせると全体の約60%に達します。
私も社会人として就職してから20数年後にアーリーリタイアしたので、「20年~25年未満」に入りますので、この結果はある程度納得できます。

問題は、リタイア時の総資産です。

リタイア時の総資産については、「2,000万円未満」が最も多く42.2%。次いで「2,000万円~2,999万円」(14.6%)、「5,000万円~5,999万円」(13.1%)と続き、「5,000万円以上」の資産があったという人は26.0%と、潤沢な資産を持つ人は上位を占めておらず、平均的な貯蓄額でリタイアを決めた人が多いことが明らかに。



2000万円未満が42.2%と最も多く、「2,000万円~2,999万円」も14.6%と3000万円未満が56.8%を占めています。
一方。5000万円以上は26%と思っていたよりずっと少ない額です。

各個人で独身か既婚か、生活費や退職時の年齢、完全リタイアかどうかなど環境は違いますので一概にひとまとめにできませんが、いくら何でも2000万円や3000万円ではタイトルにあるFIREはとても無理と思うのが第一印象です。

私の場合は金融資産が1億円超となったのはアーリーリタイアの翌年でしたので、リタイア時は「5,000万円~9,999万円」(13.1%)に入りますが、5000万円未満では余裕がなさすぎます。

記事タイトルは「FIREした1000人に聞いた」となっていますが、FIREというよりは、単純に「退職した人に聞いた退職時の総資産」の調査結果だと思った方が良さそうです。
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