現地通貨ベースのMSCI全世界株指数が2カ月ぶりの安値圏とのニュース
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MSCI全世界株指数であるMSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)が現地通貨ベースでは2ヵ月ぶりの安値圏に下がっているとのことです。(9月7日時点)
現地通貨ベースのMSCI全世界株式指数が下落とのニュースですが
MSCI全世界株指数、2カ月ぶり安値圏 | 日本経済新聞
MSCI全世界株指数(ACWI)が2カ月ぶり安値圏と低迷している。6日まで8日続落しており、8日続落は2016年11月以来5年10カ月ぶりだ。米金融引き締めが長期化する見通しから景気の先行き懸念が強まっている。特に欧州はロシアからの天然ガスの供給問題など景気の不透明感が強く、北欧や東欧の軟調が目立った。
以下が、ACWIの現地通貨ベース(配当抜き)での4月1日からの推移です。

たしかに現地通貨ベースの指数としては、7月ごろの2ヵ月前の水準にまで下がってきてはいます。
ACWI構成国の中でも特に北欧や東欧のポーランドが9%安、ノルウェー8%安、デンマーク6%安と下落が大きいとのことですが、ただ、いつも見ている円換算のACWIは円安のため、下落しているイメージは全くありませんでした、
むしろ、 MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み)をベンチマークとするeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、円安の影響で最高値近くの基準価額であり、私を含めて資産額が過去最大の個人投資家の方は多いと思います。
ポーランドやノルウェー、デンマークなどACWIの中でもその他としてまとめられてしまうほど構成比率も小さく、これらの国の株式の値動きをいちいち短期で気にする人も少ないはずです。
株式60%債券40%のリターンが悪化とのニュース | 個人投資家が心がけることでもお伝えしたように、今回の記事も無理やり探してきた現地通貨ベースのACWIやポーランドなどを持ち出して悲観的なニュースにしています。
これらのニュースに踊らさないよう、個々のリスク許容度の範囲で長期投資をしていけばよいと思います。
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