2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

アムンディ・ジャパンが運用する11ファンドの信託報酬が「引上げ」へ

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アムンディ・ジャパンが運用しているファンドのうち、11ファンドの信託報酬(運用管理費用)が2023年2月に引上げられるとのことです。
信託報酬引下げかと二度見しましたが、「信託報酬引上げ」のお知らせです。


アムンディの運用する11ファンドが信託報酬引上げへ

 投資対象とするファンドの運用管理費用引上げについて | アムンディ・ジャパン (PDF)
 

さて、弊社が運用を行っている以下の投資信託(以下「該当ファンド」といいます。)につきまして、投資対象とするファンドの一部において運用管理費用が 2023 年 2 月中を目途に引上げとなる予定であり、その結果、該当ファンドの一部は、お客様にご負担いただく費用の上限(該当ファンドの運用管理費用に投資対象ファンドの運用管理費用のうち最大のものを加算したもの)についても上昇する予定ですのでお知らせいたします。


該当ファンドは、ルクセンブルク籍の会社型投資信託である「Amundi Funds」の各サブファンドを投資対象としています。この度、Amundi Funds の管理会社より、各サブファンドから支払われる運用管理費用のうち、アドミニストレーション・フィー(管理費用/管理会社費用、保管費用、監査費用、届出関係費用等が含まれます。)の料率を引上げる と連絡がありました。



日本語の文章が分かりにくいのですが、要約すると、

  • アムンディのファンドには、ルクセンブルク籍の「Amundi Funds」の各ファンドにファンドオブファンズ投資しているものがある。

  • 「Amundi Funds」の管理会社より、インフレや規制に対応するための費用増加を理由に運用管理費用を引上げると連絡があった。


とのことです。



信託報酬が引上げとなる11ファンド

信託報酬が引上げとなるファンドは以下となります。
聞いたことのないファンドばかりです。


  • アムンディ・サステナブル・インカム・ファンド(愛称:みらい定期便)

  • アムンディ・りそなワールド・セレクト・ファンド(愛称:りそなオールスター)

  • アムンディ・ストラテジック・インカムファンド(為替ヘッジあり/毎月決算型)

  • アムンディ・ストラテジック・インカムファンド(為替ヘッジあり/年 2 回決算型)

  • アムンディ・ストラテジック・インカムファンド(為替ヘッジなし/毎月決算型)

  • アムンディ・ストラテジック・インカムファンド(為替ヘッジなし/年 2 回決算型)
    (愛称:ボンドアクセル)

  • アムンディ・毎月分配ユーロ債券ファンド(愛称:ユーロブーケ)

  • アムンディ・マルチセクター債券ファンド2020-12(限定追加型)(愛称:ブレンド・ボンド2020-12)

  • アムンディ・米国・ユーロ投資適格債ファンド(愛称:りそなペア・インカム)

  • アムンディ・米国・ユーロ高利回り債ファンド(愛称:りそなペア・ハイインカム)

  • アムンディ環境・気候変動対策ファンド(愛称:グリーン・ワールド)



これらファンドは、アムンディ・ジャパンの運用管理費用と、投資対象の「Amundi Funds」の各ファンドの運用管理費用が二重にかかります。

この費用の引上げは、世界的なインフレにともなう諸費用の増加や、SFDRのような新たな規制等に対応する費用が増えている事が主な要因となります。



今回は投資対象の「Amundi Funds」の各ファンドの運用管理費用を引上げることで、ファンドの信託報酬(2つの運用管理費用の合計)が引上げとなります。

信託報酬の引下げはインデックスファンドやETFでよく聞く話ですが、信託報酬を引上げるニュースは初めて聞きました。
ネットで信託報酬引上げの過去事例を検索しましたが見つからず、とてもレアなケースなので記事にしてみました。
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