2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

個人向け国債 変動10年 今月の利率は0.33%と7年半ぶりの高さに

2023年からの金利上昇の矢印のイメージ

今月1月に販売される(2月発行の)個人向け国債 変動10年の利率が0.33%と7年半ぶりの高利率になりました。



個人向け国債変動10年の利率が0.33%と先月の0.17%から大幅にアップ

 2月個人向け国債利率、7年半ぶり高水準に | 共同通信

財務省が2月に発行する個人向け国債の10年変動金利型の利率が0.33%と、7年半ぶりの高水準となることが5日、分かった。同日入札した金融機関向け10年物国債の落札利回りが高水準だったため。



個人向け国債(変動10年)の利率は10年物国債の利回り(=長期金利)を基準金利とし、それに0.66をかけたものが利率となります。
(長期金利×0.66が0.05%を下回る場合は最低保証値の0.05%が利率となります。)

昨日1月5日に10年物国債の利回りが0.50%と日銀が先月引き上げた長期金利上限と等しくなりました。
 ⇒ 長期金利に上昇圧力 国債落札利回り0.5%、財政負担増す | 日本経済新聞

12月発売の個人向け国債 変動10年の利率は0.17%(=長期金利0.25%×.0.66)でしたので、今月発売の個人向け国債変動10年の利率0.33%は、先月の利率の約2倍にまで上がりました。


個人向け国債 変動10年は定期預金と比べての魅力もアップ

「個人向け国債 変動10年」は通常の固定金利の利付国債とは異なり、中途解約でも元本自体は全く変動しません。
一方、金利は半年ごとに変動します。

満期も10年と聞くと長すぎると思ってしまいそうですが、購入から1年経過後は中途解約可能で、国が元本の金額で買い取ってくれます。

しかも定期預金と異なり、(購入時の金額に無関係に)1万円単位で中途換金できます。

半年ごとに利金が支払われ、金利上昇にも追随して利率が上がります。
中途解約時は直近2回の受け取った利金(税引き後の実際に受け取った金額)を返却することになります。
そのため、原理的に元本割れせず、また経過利子も計算されてその分の利金ももらえます。


今月発売される個人向け国債 変動10年の利率が0.33%となったことで、各銀行の定期預金の金利と比較しても魅力的な金利になりました。



私も、今月になってオリックス銀行の満期1年0.20%の定期預金が満期になり、いつもならすぐに金利が高めの満期1年の定期預金にするところ、個人向け国債 変動10年の利率UPに期待して数日間普通預金に待機させていました。

満期になった定期預金から戻ってきた資金は今月発売の個人向け国債購入資金に充てる予定です。

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 [2023.01.09追記]
 利率0.33%の個人向け国債 変動10年はキャッシュバックキャンペーンで購入したい

 [2023.02.05追記]
 個人向け国債 変動10年 今月2月の利率は0.32%に決定
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