2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

2022年のリターンが高かったファンドTOP10  トルコ株式とMLP関連ファンドが独占

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分析データの棒グラフとペン

2022年の年間リターンが高かったファンドトップ10がモーニングスター(現ウエルスアドバイザー)の記事に載っていました。
トルコ株式や、MLPなどエネルギー関連ファンドが独占しています。


 <最終更新日:2023年11月22日>
 リンク切れを修正しましrた。


2022年の年間リターントップ10はトルコ株式やMLPなどエネルギー関連ファンドが独占

 2022年のトータルリターン、トルコ株式とエネルギー関連に投資する国際株式型ファンドが上位独占 | ウエルスアドバイザー

2022年の個別ファンドのトータルリターンを見たところ、SOMPOアセットマネジメントの「トルコ株式オープン」(愛称:メルハバ)がトップとなるなど、トルコ株式とエネルギー関連分野に投資する国際株式型のファンドが上位を独占した。



以下の表にあるように、2022年のトータルリターン上位10ファンドは、

が並んでいます。

2022年のトータルリターン上位10ファンド


高インフレのトルコ株式ファンドが1位2位

トルコ株式オープン(愛称:メルハバ)が年間リターン+104.18%、オーロラII (トルコ投資ファンド)がリターン+95.46%で1位2位を占めました。

トルコの代表的な株価指数である「イスタンブール100」は2022年に前年末比196.57%(約3.0倍)上昇した。世界的な株安に見舞われた中でトルコ株式が急騰した背景には、高インフレを受けて、同国の投資家の資金がインフレ対策や資産防衛目的から株式に向かったことがあると見られる。



トルコ株式は下落のひどいトルコリラ建てなのにどうして1年で約2倍になったのかと思ったら、高インフレで資金が株式に集まったため、株価指数は約3倍にもなっていました。
(トルコリラの下落で円換算すると約2倍にしかならないとは為替恐るべし)



MLPやエネルギー関連ファンドがTOP10入り

3位以下には、米国の石油パイプライン事業を行うMLPや、シェール関連株などエネルギー関連のファンドが占めています。
これはロシアのウクライナ侵攻による原油価格の上昇が影響しています。

2022年は国内外の主要な株式、債券、REIT指数が全てマイナスリターンとなった中、年間リターンが10位でも+42%以上と高いリターンなのは意外です。

トルコ株式ファンドやMLPファンドは高コストでそれまではリターンは低調だった時も多いです。
1年毎に目まぐるしく値動きが異なる中、事前にピンポイントでトルコ株式やMLPなど投資先を限定したファンドを選択するのは難しかったと思われます。
そのため、次に儲かる投資対象がわからない大多数の方は地域や投資先を限定せず、低コストで幅広く国際分散投資していくのが基本と思います。

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