2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

米国株式 vs 全世界株式 どちらを選ぶべきか過去データや特徴を比較した記事の紹介

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赤、緑、黄色の3色のグラフ

SBI証券の投資情報メディアに「米国株式 vs 全世界株式 2023年を考える」として、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)とeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)のデータや特徴を比較した記事がありましたので紹介します。


米国株式 vs 全世界株式 どちらを選ぶべきか

 米国株式 vs 全世界株式 2023年を考える | SBI証券の投資情報メディア

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)のデータと両ファンドのベンチマークを用いて、以下のデータがまとめられています。


以下にて特に2つのデータを紹介します。


米国株式 vs 全世界株式 パフォーマンス比較

2022年12月末時点での両ファンドの年率リターンや標準偏差、シャープレシオの数値が載っています。

図表6 米国株式 vs 全世界株式 パフォーマンス比較

米国株式と全世界株式を比較すると、2019年以降ではリスク(標準偏差)が小さいのは全世界株式、リターンが良いのは米国株式となっています。
シャープレシオも米国株式の方が高いです。
ただし、将来の値動きはわかりません。




米国株式 vs 全世界株式 暦年リターン(1999年~2022年)

1999年から2022年までのS&P500(配当込み)とMSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み)の年ごとのリターンが載っています。

米国株式 vs 全世界株式 暦年リターン(1999年~2022年)

当たり前ですが、米国株式の方が全世界株式より毎年リターンが良いわけではなく、時期によって順位は入れ替わっていることがわかります。



終わりに

米国株式と全世界株式は、相関がかなり高いことから、2つのファンドを併せ持つことはあまり意味がなく、値動きの異なる資産(例えば、国内株式、国内リート、先進国債券、金など)に分散投資するのが有効といえます。


米国株式と全世界株式は2022年の相関係数は0.968と高いため、米国株式と全世界株式の2つのファンドを保有するのはあまり意味がないとのこと。
そのため、値動きの異なる資産クラスへの分散投資が有効とのこと。

ファンドの選び方としては、米国企業の成長を期待するなら米国株式を、欧州株式や新興国株式への分散投資や米ドル以外の外国通貨に分散投資したいなら、全世界株式を選択するのが良いといえます。


私は米国株式以外の地域にも投資したいし、米ドル以外の通貨にも分散投資したいので、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積み立てています。

 ⇒「どこどこの地域にだけ投資しとけば間違いない」という論調は本当に正しいのか?

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)とeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)については、これらのデータと両ファンドの特徴を理解した上で選ぶのが良さそうです。
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