2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

楽天モバイル債 満期2年・利率3.3%の円建社債が発売へ

CATEGORYその他債券
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満期2年・利率3.3%の円建社債である楽天グループ株式会社第22回無担保社債(社債間限定同順位特約付)(楽天モバイル債)が2023年1月30日より発売されます。


楽天モバイル債 満期2年・利率3.3%が50万円単位で発売へ

 楽天モバイル債(新発債) | 楽天証券

  
  • 正式名称: 楽天グループ株式会社第22回無担保社債(社債間限定同順位特約付)

  • 発行体: 楽天グループ株式会社

  • 期間: 満期2年

  • 利率: 年3.30%(税引前)  (2.629605%(税引後))

  • 格付け: A (JCR)

  • 申込単位: 50万円以上、50万円単位

  • 楽天証券での発売期間:  2023年1月30日月曜00:00~2023年2月9日木曜14:30

  • 発行日:  2023年2月10日金曜

  • 利払い日: 毎年2月10日および8月10日(年2回)

  • 満期償還日:  2025年2月10日(満期2年)

  • 発行額:  1000億円

  • 発売証券会社: 楽天証券、野村證券、大和証券、SMBC日興証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券




楽天グループが不振のモバイル事業の設備投資資金用として、社債2500億円を発行へ

 楽天Gが個人向け社債、モバイル事業に過去最大2500億円-利率3.3% | ブルームバーグ

年限は2年で、発行利率は3.3%になった。仮条件は2-4%だった。主幹事の大和証券によると、足元のマーケット状況を踏まえて決まったという。ブルームバーグのデータによると、個人向け債は1500億円を発行した昨年6月以来。当時は3年債を利率0.72%で発行しており、発行コストは半年強で大幅に上昇した。


昨年2022年6月に発売された楽天グループの個人向け社債(発行額1500億円)は満期3年・利率0.72%でした。
約半年後の今回の個人向け社債は、満期2年と満期が短くなったにも関わらず、利率は3.30%と大幅に上昇しています。

楽天Gは不振が続くモバイル事業の設備投資などに向けて資金調達を急いでおり、昨年11月と今年1月にドル建てで合わせて9億5000万ドル(現時点のレートで約1240億円)を調達した。S&Pグローバル・レーティングが昨年12月に楽天Gの格付けを「BB+」から「BB」に引き下げており、ドル建て債の発行利率は10.25%と高水準だった。



楽天グループは、2022年11月と今月も米ドル建て個人向け社債を発行しており、格付けは投資不適格である「BB」のジャンク債扱いのため利率は10.25%でした。

今回の楽天モバイル債は満期2年・利率3.3%の円建て社債です。

この金利の高さは発行体の楽天グループの信用リスクを取る見返りとしての高さです。
楽天ポイントなどの改悪が相次いでいる楽天グループが、不振の楽天モバイル事業向けの資金調達として2500億円を発行する個人向け社債です。

社債なので定期預金と違ってもちろん元本保証ではありませんし、
中途での売却も手数料等の費用がかかり、元本割れの可能性が高いです。

個人的には楽天グループ社債の満期2年で利率3.3%というのは割りに合わない印象で私は購入しません。
最低額50万円で購入できますが、買いたい場合もごく少額にとどめておくのが無難と思います。
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