2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

オルカンはTracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)に対抗する信託報酬引下げは実施せず

CATEGORYeMAXIS
青色の棒グラフ

Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)は、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)(オルカン)の約半分の信託報酬で4月26日に設定されます。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)を運用する三菱UFJ国際投信は、Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)に対抗する信託報酬引下げは現時点では行わないとのことです。


信託報酬の内訳が異なるため、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)はTracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)に対抗する信託報酬引下げは行わない
 
 eMAXIS Slim”オルカン“、Tracers対抗の信託報酬引き下げは行わず 「公正な比較対象とならない」 | ITmedia NEWS

 「Tracersオールカントリーに追随した信託報酬の引き下げは行わない」。競合投資信託である「eMAXIS Slim オールカントリー(全世界)」を運用する三菱UFJ国際投信は、ITmediaの取材に対し、こうコメントした。


 Tracersオールカントリーは、「指数の標章使用料」が信託報酬に含まれず、また年率0.1%を上限とした額をその他手数料から徴収できると、有価証券届出書に記載している。指数の標章使用料、つまり連動する指数であるMSCI ACWIの使用料は各社とも非公開だが、信託報酬がこれだけ下がる中では小さな額ではない。

 「弊社ファンドでは、指数の標章使用料は信託報酬率に含めており、信託報酬水準が公正な比較対象とならないため、現時点では追随しない方針」(三菱UFJ国際投信)


eMAXIS Slimシリーズは、「他社ファンドの信託報酬に注意しながら機動的に信託報酬を引き下げることにより、業界最低水準の低コストをめざす」超低コストのインデックスファンドです。
先日も、たわらノーロードシリーズの信託報酬引下げに対抗してeMAXIS Slimシリーズも信託報酬引き下げを発表しています。

その中で、Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)が信託報酬0.0525%(税抜)と、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)(信託報酬0.104%(税抜))の約半分の信託報酬で4月26日に設定されます。


Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)の信託報酬に指数の使用料を含めていない

ただ、

とのことで、信託報酬の数値だけでは比較できないという理由で信託報酬引下げは行わないとのことです。


信託報酬に含む項目を運用会社に依存せず統一して欲しい

また、三菱UFJ国際投信からeMAXIS Slimシリーズの基本理念について以下のプレスリリースが出ています。
 『eMAXIS Slim(イーマクシス スリム)』シリーズの基本理念について | 三菱UFJ国際投信 (PDF)

ただし、当シリーズが信託報酬率を変更する際に参考とする類似ファンドの中には、弊社のeMAXIS Slimシリーズでは信託報酬に含めている「ファンドの経理業務」、「目論見書・運用報告書の作成に関わる費用」、「対象指数(インデックス)の商標使用料(ライセンスフィー)」などを信託報酬とは別にファンドに請求しているものもあります。


運用会社によって信託報酬に含む項目に違いがあり、信託報酬が0.10%を割る超低コスト競争の中、インデックスファンドの信託報酬の値だけでは単純に比較できなくなってきています。
ここは、運用会社に無関係に信託報酬に含める項目を統一してほしいところです。

結局、運用報告書に記載される総経費率の他、もろもろの諸費用も織り込んだリターンと配当込みベンチマークの差(トラッキングエラー)を見ないと判断できません。
そのため、Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)のような新規ファンドについては、最低でも運用報告書が発行される1年後までは様子見で良いと思います。


関連記事

 [2023.04.27記]
 同じITmediaがTracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)を運用する日興アセットマネジメントに取材した記事です。
 Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式) コスト最安をめざすのか等日興アセットへの取材記事

 [2023.04.29追記]
 Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式) 超低コストACWIインデックスファンドのまとめ
関連記事
スポンサーサイト