2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

新興国債券指数のJPモルガンGBI-EMグローバル・ダイバーシファイドにインドが組入へ

CATEGORY新興国債券
インドなどの世界地図

新興国債券指数の代表的なベンチマークであるJPモルガンGBI-EMグローバル・ダイバーシファイドに2024年6月からインド国債が組入れられます。


JPモルガンGBI-EMグローバル・ダイバーシファイド 新興国債券指数に2024年6月よりインドが組入れへ

JPモルガンGBI-EMグローバル・ダイバーシファイドとは

JPモルガンGBI-EMグローバル・ダイバーシファイド(JP Morgan Government Bond Index-Emerging Markets (GBI-EM)Global Diversified)は、JPモルガン・セキュリティーズ・LLCが算出・公表している代表的な現地通貨建ての新興国債券指数です。

投資規制の有無や、発行規模、流動性などの基準を満たす新興国の国債のみで構成されています。
他の債券指数と同様、利子込みの指数です。

実際にiFree 新興国債券インデックスやeMAXIS 新興国債券インデックスなどの新興国債券ファンドのベンチマークとして使われています。

新興国20ヶ国の国債326銘柄で構成されています。(2023年5月末時点)
銘柄組入比率は時価総額比率です。
1ヶ国の比率が高くなることを避けるため、1ヶ国の構成比率は上限10%に制限されています。

JPモルガンGBI-EMグローバル・ダイバーシファイド 地域別構成比と国別構成比

出典: SMT 新興国債券インデックス・オープン 交付目論見書 (PDF)



JPモルガンGBI-EMグローバル・ダイバーシファイドにインド国債が2024年6月から組入へ

 JPモルガン、インド国債を世界的な債券指数に組み入れ  |  ロイター

米金融大手JPモルガンは22日、新興国債券指数GBI―EMにインド国債を組み入れると発表した。海外マネーの大量流入につながるとみられる。

GBI―EMの指数群は世界の約2360億ドル規模のファンドのベンチマークとなっている。

組み入れ対象となるのは 外国投資規制がないインド国債23銘柄で額面合計額が3300億ドルに上る。

インド国債の組み入れ比率はGBI─EMグローバル・ディバーシファイド指数(.JPMGBIEMGD)が最大10%、GBI─EMグローバル指数が約8.7%になる見込みとした


JPモルガンGBI-EMグローバル・ダイバーシファイドに少し意外ですが、現在はインドは組入れられていません。
投資規制の有無や、発行規模、流動性などJPモルガンが定める基準に達したようで、2024年6月28日からインド国債が組入れられます。
組入比率は、中国、インドネシア、メキシコ、ブラジル、マレーシア、タイの6ヶ国と同じ10%となる見込みとのことです。


2024年6月28日に採用を開始し、10カ月間にわたり組み入れ比率を1%単位で引き上げていくとした。


いきなりインドを10%組入れるのは指数への影響が大きいため、2020年2月から組入れが開始された中国と同様に10ヵ月に渡って毎月1%単位で増やしていく見込みとのこと。

JPモルガンは、GBI-EM等の新興国債券指数からロシアを除外するなど構成国の見直しを随時行っており、今後も構成国に変化があればお伝えします。
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