DC専用のインデックスコレクションシリーズ 全7ファンドの信託報酬とベンチマークまとめ

三井住友トラスト・アセットマネジメントの確定拠出年金(DC)専用インデックスファンド、インデックスコレクションシリーズについてまとめます。
<2021年12月12日に情報を大幅に追加・更新しました。>
インデックスコレクションシリーズ各ファンドの信託報酬、ベンチマーク一覧は以下の通りです。
ファンド | 信託報酬(税抜) | ベンチマーク |
---|---|---|
インデックスコレクション(国内株式) | 0.14% | TOPIX(東証株価指数、配当込み) |
インデックスコレクション(国内債券) | 0.10% | NOMURA-BPI総合 |
インデックスコレクション(外国株式) | 0.14% | MSCIコクサイ・インデックス(配当込み) |
インデックスコレクション(外国債券) | 0.14% | FTSE世界国債インデックス(除く日本) |
インデックスコレクション(バランス株式30) | 0.14% | 国内株式20%、国内債券60%、外国株式10%および外国債券10%の合成ベンチマーク |
インデックスコレクション(バランス株式50) | 0.14% | 国内株式30%、国内債券40%、外国株式20%および外国債券10%の合成ベンチマーク |
インデックスコレクション(バランス株式70) | 0.14% | 国内株式40%、国内債券25%、外国株式30%および外国債券5%の合成ベンチマーク |
インデックスコレクションシリーズは、旧中央三井アセットマネジメントが、中央三井インデックスコレクションとして2010年10月20日に設定したDC専用の低コストのインデックスファンドシリーズです。
中央三井アセット、確定拠出向け専用「インデックスコレクション」4本を10月20日設定 | ロイター
中央三井アセットマネジメントは確定拠出年金向け専用ファンド「中央三井インデックスコレクション(国内株式)/(国内債券)/(外国株式)/(外国債券)」4本を10月20日に設定する。
・国内株式:TOPIX(東証株価指数、配当込み)と連動する投資成果を目標に運用する。
・国内債券:NOMURA─BPI総合と連動する投資成果を目標に運用する。
・外国株式:MSCIコクサイ指数(円ベース)と連動する投資成果を目標に運用する。
・外国債券:シティグループ世界国債インデックス(除く日本、ヘッジなし・円ベース)
と連動する投資成果を目指して運用する。
これら4ファンドがそれぞれ投資しているマザーファンドは、インデックスeシリーズの各ファンドと同一です。
インデックスeシリーズよりもはるかに信託報酬が低く設定されています。
その後、2012年4月の住信アセットマネジメントと中央三井アセットマネジメントの合併に伴い、ファンド名から「中央三井」がなくなり現在の名称になっています。
2010年10月設定当初、インデックスコレクション(外国株式)の信託報酬は年0.16%(税抜)と、その時点では私も企業型401kで利用していた三井住友・DC外国株式インデックスファンドS (当時の信託報酬0.17%(税抜))を下回っていました。
確定拠出年金は、その最大の利点である低信託報酬と税金繰り延べについて恩恵を得るために先進国株式100%で運用するのが効率的と考えてます。そのため信託報酬最安の先進国株式インデックスファンドが登場したことは大変意味があります。
その後、インデックスコレクション(外国株式)、三井住友・DC外国株式インデックスファンドSとも信託報酬引下げを行い、現在はどちらも信託報酬0.14%(税抜)で並んでいます。
現在は、後発のSMBC・DCインデックスファンド(MSCIコクサイ)(信託報酬0.093%(税抜))の登場でDC専用ファンドとしては信託報酬最安ではなくなっているものの、低コストであることにかわりはありません。
インデックスコレクション(外国株式)以外のインデックスコレクション(国内株式)、インデックスコレクション(外国債券)も、一般購入可能なインデックスファンドの中で信託報酬最安のeMAXIS Slimシリーズと並ぶ低コストぶりです。
インデックスコレクションシリーズ が、DC口座にて利用できる場合は有力候補になると思います。
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