MAXIS S&P東海上場投信(1553) 2/22上場

既にブロガーの皆さんが記事にされていますが、地域別ETFであるMAXIS S&P東海上場投信が2/22に初上場します。
連動指数の具体的構成銘柄をチェックしてみます。
三菱UFJ投信プレスリリース 『MAXIS S&P東海上場投信』新規設定について
三菱UFJ投信株式会社(取締役社長:後藤俊夫)は、ETF「MAXIS」ブランドの第6 弾『MAXI
S S&P東海上場投信』(銘柄コード:1553)を2 月21 日(月)に新規に設定いたします。なお、名古屋証券取引所への上場は2 月22 日(火)を予定しています。
本ETFは、東海地方(愛知県、岐阜県、三重県、静岡県)に本社を有する企業で構成されている株価指数「S&P 日本地域別指数-東海-」に連動する成果をめざして運用を行います。
地域別指数を対象としたETFは国内初の上場になります。
信託報酬は0.525%ということで国内株式ETFとしては高めです。
「S&P 日本地域別指数-東海-」という耳慣れない指数が出てきたので構成銘柄を調べてみました。
S&Pプレスリリース スタンダード&プアーズ、初の地域特化型指数S&P 日本地域指数―東海 を発表
によると
S&P 日本地域指数-東海は、ある特定地域に本社を置く企業群の株式によって構成される初のご当地指数です。本指数は、S&P グローバル総合指数(S&P Global BMI)の構成銘柄であること、東海地域(岐阜県、静岡県、愛知県、三重県)に本社を置く企業であること、株式の流動性があるこという条件を充足した50 社の株式パフォーマンスをする指数
とのことです。
S&P 日本地域指数-東海 当初構成50社銘柄は以下の通り。


銘柄数が50銘柄と少なく、信託報酬も0.525%と高めに感じます。
それよりも、中部圏の企業限定のためにトヨタ関連の自動車関係の会社が多く、分散効果が低いところが気になります。
ファンドやETFで多くの株式を保有することで分散投資が可能な利点を、ご当地ETFやご当地ファンドはつぶしてしまっていると事が欠点だと思います。
また、地域集中による地震リスクにもさらされますので注意です。
特に中部の地元の方が「地元企業を応援したい」気持からMAXIS S&P東海上場投信(1553)を購入すると、ますます集中投資になるのでお勧めできません。
以上の理由で、ご当地ETFは購入対象にはしません。
以下も合わせてご覧ください。
水瀬 ケンイチさん ご当地ETF「MAXIS S&P東海上場投信」(1553)、やっと上場
とよぴ~さん MAXIS S&P東海上場投信のパフォーマンス
[2011.02.20追記]
MAXIS S&P東海上場投信(1553)がフリーETF対象に
[2011.10.04追記]
MAXIS S&P東海上場投信(1553) 銘柄構成比率 (2011.08)
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