2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

三井住友・DC外国株式インデックスファンドS 運用報告書

三井住友・DC外国株式インデックスファンドS運用報告書(第6期20101130)

企業型確定拠出年金(401K)に100%配分で利用している三井住友・DC外国株式インデックスファンドS (信託報酬0.1785%)の運用報告書を見つけました。

 三井住友・DC外国株式インデックスファンドS 運用報告書(第6期 2011年11月30日決算) (PDF)

トラッキングエラー、実質コストをチェックしてみます。


401K 関連記事

 確定拠出年金(401K) 資産推移
 中央三井インデックスコレクション登場


三井住友・DC外国株式インデックスファンドS  (2011年11月30日決算)

1.運用実績

今期騰落率は +3.3% (ベンチマーク +3.9%)
分配金0円。

よって、トラッキングエラーは -0.6%



2.費用明細


費用明細(1万口当たり)

信託報酬額 18円
売買委託手数料 1円
有価証券取引税 1円
保管費用等 8円
合計 28円


信託報酬は0.1785%なので実質コスト(トータルコスト)は 約0.278% (=0.1785%×28/18)



まとめ

ベンチマークとの乖離(トラッキングエラー)が0.6%あります。
これは、市販で最も低コストの先進国株式インデックスであるCMAM外国株式インデックスe (実質コスト0.58%)の直近トラッキングエラーと同一です。

関連記事

 CMAMインデックスeはもっともっと評価されるべき



また、実質コストは、その他費用の約0.1%が加わり、約0.278%です。
これでもCMAM外国株式インデックスeの半分以下の実質コストですが、やはり外国株式インデックスへの投資はこの程度のコストはかかるようです。

今後、他の確定拠出年金向けファンドの実質コストがわかりましたら比較していきます。


関連記事

 [2011.05.02追記] 同一マザーファンドの外国株式指数ファンドの実質コストを調べました。
 外国株式指数ファンド 運用報告書

 [2013.01.07追記]
 約5年半積立中の企業型確定拠出年金(401k) 評価額の確認

 [2015.09.02追記]
 三井住友・DC外国株式インデックスファンドSの信託報酬が日本一低い年0.16%に引き下げへ

 [2021.02.26追記]
 三井住友・DC外国株式インデックスファンドSの信託報酬が年0.14%に引下げられました。
 三井住友・DC外国株式インデックスファンドS 信託報酬を0.16%から0.14%に引下げ
関連記事

COMMENTS

2Comments

There are no comments yet.

Kapok

No title

なんか不透明感の強い報告書ですね。

MSCIコクサイって、普通配当込ではありませんよね。配当金によるプラス乖離って無いのでしょうか?

配当込だったとしても、運用コスト0.3%弱に対して、トラッキングエラーが0.6%だと、まだ0.3%がどこかに消えています。
キャッシュポジションによる乖離は大したことないと思うので、株を高値掴みさせられたり、先物の運用が杜撰だったりしないのでしょうか?

kenz

>Kapokさん
コメントありがとうございます。
おっと、たしかに当ファンドの指数であるMSCI-KOKUSAIは配当込みではないですね。
運用報告書にも配当収入の欄があるので、ご指摘のように信託報酬の割に結構乖離があるようです。
もうちょっと調べてみますね。