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半値になっても儲かる「つみたて投資」

「半値になっても儲かる「つみたて投資」」(星野泰平さん著)

「半値になっても儲かる「つみたて投資」」(星野泰平さん著)の読書感想です。
読んだ感想はもちろん、4月に星野さんにお聞きしたことも含めて以下にまとめます。

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半値になっても儲かる「つみたて投資」

まず初めに1点注意するべき点として、この本は、一括投資よりも「つみたて投資」(毎月一定額を投資し続ける)
ことが有利である(=リターンが高くなる)とは書かれていません。

リーマンショック等の相場下落時にも精神的に落ち着いて投資が継続しやすいのが「つみたて投資」ということを数々の図でわかりやすく説明されています。
特に印象の残った以下4項目について概要を記載します。

値下がり安心効果

資金一括投資の場合、あとは相場上昇を祈るだけになります。
「つみたて投資」の場合は、値下がりの場合は、より多くの口数買付ができ平均購入単価が下がることから、どんなに下がっても、将来的に少し戻せば利益はでるという安心感があることが書かれています。


スピード回復効果

相場下落後、元の値に戻る前に「つみたて投資」の場合は、利益が出ることを具体例を上げて説明しています。結果的に含み損を抱えている期間が短いと言う利点があります。


リバウンド効果

値下がりしてから元に戻った場合も、「つみたて投資」の場合は、利益が出ている(相場下落時にたくさん買えている)ことが書かれています。これも相場下落時に投資を継続したご褒美になります。


タイミング・フリー効果

一括投資と異なり、投資を始めるタイミングに悩まなくても良い効果が書かれています。
10年間月1回ずつ一定額を投資する場合、1回目の購入は120回の購入のうちの1回にすぎないため影響がほとんどありません。
これは、投資開始を躊躇していつまでもスタートできない方には知っておくべき情報です。



星野さんへ質問して確認したこと

星野泰平さんサイン本

この本自体は以前に読み終わっていたのですが、ご本人に直接お聞きしたいことがありレビュー記事を書いていませんでした。

質問内容

「つみたて投資」は、インデックスファンドよりアクティブファンド向きであるという論調(以下1),2))を一部で聞くたびにどうしても納得できなかったため、実際はどうなのかお聞きしました。

1)値動きするだけでつみたて投資は意味があるのだから、インデックスファンドよりブレの大きいアクティブファンドは有利。
2)一括投資の場合、アクティブファンドは(確率的に)そのコスト高になる分だけインデックスファンドより不利だが、「つみたて投資」にすれば相場の値動きによりどちらが有利かはわからなくなる。

というのは正しいか?


星野さん回答

一括投資でもつみたて投資でも変わらず、
インデックスファンドよりリターンが高いアクティブファンドに投資した場合は、アクティブファンドが有利。
インデックスファンドよりリターンが低いアクティブファンドに投資した場合は、インデックスファンドが有利。

よって、事前に成績の良いアクティブファンドは選べないからインデックスファンドを選択するのが無難。
(コストは確実にリターンに影響する)



とのことで、私の予想通りでした。
対象資産のリターンから信託報酬その他のコスト控除後が、実質のリターンになります。
つみたて投資でその理屈が変化し、どこからか魔法のようにリターンが生まれるわけではありません。


Wild Ducks / cliff1066™


「つみたて投資」は、インデックスファンドよりアクティブファンド向きであるというセールストークを聞いても騙されないように注意してください。



まとめ

つみたて投資は、私も毎月ではなく月に何回でも相場下落時には購入している投資には相性の良い手法です。
本書は精神面を中心に投資を継続するための心構えをわかりやすく書かれている良書です。

投資を始められる方は、現在、月1000円からインデックスファンドを購入することが可能です。
本書を参考に、まずは少額で良いので始められると良いと思います。


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