2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

CMAM日本株式インデックスeのeMAXIS、STAMとの騰落率比較

電卓と眼鏡と分析シート
Tax Return and Calculator / Images_of_Money



各資産クラス毎の実質コスト最安インデックスファンドまとめ にて CMAM日本株式インデックスe が日本株式インデックスとして最安コストであることをお伝えしました。

ただ、CMAM日本株式インデックスeが、eMAXIS TOPIXインデックスSTAM TOPIXインデックス より過去1年の成績が悪いと聞き、実際の騰落率を調べてみました。


CMAM、eMAXIS、STAMインデックス騰落率比較(日本株式)

一番最近設定されたCMAM日本株式インデックスe設定日の2010年4月6日以降の基準価額の推移です。
各時期(行)毎の最良の成績の箇所に色をつけています。

 CMAM  eMAXIS   STAM 
  基準価額騰落率  基準価額 騰落率 基準価額 騰落率
10/04/06 (CMAM設定来) 10000-13.35% 11162  -14.45%7253 -14.54% 
 10/06/25 (1年前) 8941-3.185% 9764 -2.251% 6343 -2.339% 
 10/07/06 8743-0.900% 9545 0.041% 6201 -0.048% 
 10/10/06 8769-1.200% 9585 -0.377% 6228 -0.484% 
 11/01/06 9595-10.73% 10493 -9.885% 6817 -9.987% 
 11/04/06 8739-0.854% 9628 -0.827% 6249 -0.822% 
 11/06/24 86659549 6198 


1年前の騰落率は、eMAXISとSTAMが約-2.3%前後に対し、CMAMは、-3.185%とたしかに悪いです。
しかし、約15カ月前からのCMAM設定来では、逆に、CMAMが1%以上eMAXISやSTAMを上回り一番良いです。



まとめ

どこから運用を評価するか基準を2カ月ずらすだけで、評価が正反対になるのが難しいところです。

CMAM日本株式インデックスeは、TOPIX配当込みに連動をめざしている一方、eMAXISとSTAM TOPIXインデックスは、TOPIXに連動をめざしてる違いはありますが、3ファンドとも分配金を吐き出していないためこの違いはよくわかっていません。

現在は、日本株式クラスとしてCMAM日本株式インデックスeを利用していますが、この変動は気になります。
今後も騰落率をチェックしていきます。



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 [2013.02.24追記]
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COMMENTS

7Comments

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PET

No title

CMAMはブレが大きいってことなんですかね?
何によるものなのか気になったりはするのですが、
1年や2年って、どうも短期的な気もして...どの程度の感覚で反応すべきなのか?
と思ったりしています。

ただ、要チェックではありますね。

  • 2011/06/27 (Mon) 18:34
  • REPLY

Kapok

No title

私の憶測ですが、CMAMは運用が下手で、指数との連動性が甘いことが原因です。
連動の甘さは、ほぼ間違いなくキャッシュ要因が主因です。
eMAXISとSTAMがほぼ同じ騰落率ですが、これが正しいインデックスファンドのパフォーマンスだと思います。

「設定来騰落率が一番いい」のではなく、運用が下手で、指数と同様には基準価額が下がらなかったのでしょう。

kenz

>PETさん
まだ期間が短いので評価が難しいですが要チェックですね。

>Kapokさん
かも知れませんが、運用報告書を見てもわかりませんでした。
期間が短いのでよくわからない面もあるそう思われた具体的な情報がもしありましたら教えてください。

Kapok

No title

kenzさん、

>> かも知れませんが、運用報告書を見てもわかりませんでした。
>> 期間が短いのでよくわからない面もあるそう思われた具体的な情報がもしありましたら教えてください。

運用報告書を見てそう思いました。
↓貼っておきます。
http://www.cmam.co.jp/fund/report/report00886.pdf

キャッシュはpdfのページ番号で2枚目、株式組入れ比率・先物比率から計算できます。
キャッシュポジションが乱高下している様子が見て取れます。

kenz

>Kapokさん
情報ありがとうございます。
拝見させていただきます。

吊られた男

だいぶ遅いコメントですが

CMAMのトラッキングエラーはファンド創設期によくある現象かと思います。ファンドが立ち上がった時点では資産規模が小さく、現金比率が多くなりがちですのでトラッキングエラーが大きくなりがちです。
その時期に相場が下がればインデックスを上回る成績になりがちで、その時期に相場が上がればインデックスを下回るの成績になります。

CMAM日本株式の場合は以下のような流れではないでしょうか。
・4月から6月は下落相場だったのでリターンが良かった。
・その後は2010年8月を底に上昇相場となったので、リターンは悪い。
・2011年3月には地震で大きく下落したので、2011年1月→4月でリターンは良くなった。


・・・とどこかで同じようなことを書いたかと思いましたが、↓でした^^;
http://otsu.seesaa.net/article/196213057.html

kenz

>吊られた男さん
コメントありがとうございます。同じ意見です。
やはり設定間もないファンドはどうしてもこの問題はありそうですね。
ファンド評価はある程度期間を長めに見ないと正確な判断が難しいですね。