2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

野村グローバル半導体株0905はひどいぼったくりファンド

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シリコンウエハー
wafer - 3 / oskay



野村証券から、野村グローバル半導体株0905という名称の半導体関連企業に投資する超高コスト投信設定のメール案内が来ていました。


野村グローバル半導体株0905(単位型)

今回は、投資信託新商品 『野村グローバル半導体株0905』をご紹介します。
つぎの“シリコン・サイクル”回復への期待を先取りするファンドです。

『野村グローバル半導体株0905』 (単位型投信/内外/株式)⇒ (リンク切れ)

○当ファンドは、近年では2~3年周期で動いている半導体業界の景気サイクル、“シリコン・サイクル”の回復に期待し、世界の半導体、半導体関連製品および半導体製造装置の製造・販売を行っている企業に投資します。


こんな世界景気とぴったり連動する分野のものをテーマ型アクティブ投信に仕立て上げるのか疑問ですが、コストをチェックしてみます。




コスト確認

 野村グローバル半導体株0905(単位型投信)

<お買付価額>
1口当り1万円(お買付手数料が含まれます。)

お買付手数料
1口につき367.5円(税抜350円)

お申込み時にご負担いただきます。
(お買付価額に含まれており、信託設定日にファンドから販売会社に支払われます。)
信託報酬
純資産総額に年1.575%(税抜年1.50%)の率を乗じて得た額



所感

情弱のカモ
Wild duck / majras


購入手数料&信託報酬が高すぎです。
初年度で、5.2%削られ、2年目以降も1.6%ほど削られて、まともに資産形成できるはずがありません。

どんなぼったくり投信でも購入手数料3.15%以上は取らないはずという私の概念を簡単に打ち破ってくれました。

景気に連動する半導体株に期待したかったら普通に低コスト外国株式インデックスファンドで十分です。
窓口で購入する人は、販売員にそそのかされて買ってしまうんでしょうね。。

販売側のお勧め投信は、(あなたにとってのお勧めではなく)販売側にとって利益があっておいしいという意味です。
カモネギにならないためには、個人投資家も必要最低限の金融リテラシーを身につける必要があります。


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 同じぼったくり投信仲間です。
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COMMENTS

4Comments

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ふむ

見事に騙されて買ってしまいましたorz
やはり失敗だったでしょうか。

kenz

アクティブ投信のコスト高

>ふむさん
未来の成績は誰もわかりませんが、コスト(買付手数料+信託報酬)がインデックス型よりかかる分だけ確率的にこの投信は不利と思います。
(手数料無料のインデックス投信に比べ初日に約3.7%負けた状態でスタートし、その後も長期になるほど信託報酬が約2倍毎日削られる不利さはおわかりかと思います。その分野村証券は喜ぶのでしょうが。)

もちろんその不利を上回る成績をこの投信が投資対象とする半導体株が上げる可能性もありますが、私はそこまでしてこのようなテーマ型に投資する必要性を感じていません。

  • 2009/05/15 (Fri) 21:47
  • REPLY

ふむ

そうですか。なるべく早めに手放そうと思います。
クーリングオフ出来ないのが悔しいです。

kenz

>ふむさん
損益がプラスになったところで売却できるとよいですね。
言うまでもありませんが、最終的な売買判断については自己の判断でお願いいたします。

  • 2009/05/16 (Sat) 20:35
  • REPLY