2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

そういえばDCダイワ新興国株式ファンダメンタル・インデックスファンドってどうなったの?

CATEGORY新興国株式

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過去記事 ファンダメンタル・インデックスファンド(新興国株式)登場 にて紹介したDCダイワ新興国株式ファンダメンタル・インデックスファンドの成績をチェックしてみます。


ファンダメンタル・インデックスファンドとは

時価総額型指数へ連動するインデックスファンドではなく、企業の財務データ(売上高、キャッシュフロー、株主資本、配当)を元に算出した指数に連動をめざすのがファンダメンタル・インデックスファンドです。



DCダイワ新興国株式ファンダメンタル・インデックスファンド

DCダイワ新興国株式ファンダメンタル・インデックスファンドが連動をめざす指数は、時価総額型のMSCIエマージングマーケットインデックスでなく FTSE RAFIエマージングインデックスです。

DC向け(確定拠出年金向け)にも関わらず、信託報酬は0.756%と高めです。




リターン比較

通常の時価総額指数に連動するeMAXIS新興国株式インデックスファンドを比較してみました。

 青色: eMAXIS新興国株式インデックス
 赤色: DCダイワ新興国株式ファンダメンタル・インデックスファンド

eMAXIS新興国株式インデックスとDCダイワ新興国株式ファンダメンタルインデックスファンド騰落率比較

残念ながら DCダイワ新興国株式ファンダメンタル・インデックスファンド の方が成績が悪い状態が続いています。





所感

新興国株式インデックスファンド検討

ファンダメンタル・インデックスの目的は、時価総額比による従来型インデックスよりも運用パフォーマンスを向上させることにあるとのことなので、リターンに期待していた方には今のところがっかりの結果です。

私は、過去記事 ファンダメンタル・インデックスファンド(新興国株式)登場 にて以下のように書きました。

  • 信託報酬がDC向けにも関わらず高いことがネック

  • 時価総額比で構成される代表的な指数をファンダメンタル・インデックスが上回ったと言ってもコストは考慮されていないため、実際に時価総額比のMSCIエマージングマーケットインデックスに勝てるかどうかは微妙なところです


成績が振るわなかった原因としては、FTSE RAFIエマージングインデックス自体がMSCIエマージングマーケットインデックスを下回った可能性の他、実質コスト(信託報酬以外も含むトータルコスト)も影響を与えている可能性があります。


DCダイワ新興国株式ファンダメンタル・インデックスファンドの運用報告書を元に、指数との乖離や実質コストを調べます。
 ⇒ 続き DCダイワ新興国株式ファンダメンタル・インデックスファンドについて最低限知っておくべき3つのこと


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