2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

野村インデックスファンド(Funds-i) (2011年9月6日決算) 実質コスト

CATEGORYFunds-i

Funds / HowardLake


野村インデックスファンド(Funds-i)シリーズ 全10ファンドの初の運用報告書が揃いました。
実質コストをチェックし、既存の低コストインデックスファンドと比較します。


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 低コストの野村インデックスファンド(Funds-i) シリーズ登場
 野村インデックスファンドFunds-i ノーロードで販売開始


 
Funds-i 実質コスト

 ファンド (運用報告書(PDF)にリンク) 信託報酬(%) 信託報酬その他  実質コスト
 Funds-i 日経225 0.42% 32円 0円 0.42%
 Funds-i TOPIX 0.42% 33円 0円 0.42%
 Funds-i 国内債券 0.42% 33円 0円 0.42%
 Funds-i 外国株式  0.5775% 47円 4円 0.63%
 Funds-i 外国債券 0.5775% 45円 1円 0.59%
 Funds-i 新興国株式 0.63% 49円 39円 1.13%
 Funds-i 新興国債券 0.63% 50円 13円 0.79%
 Funds-i 新興国債券・為替ヘッジ型 0.63% 49円 2円 0.66%
 Funds-i J-REIT 0.42% 35円 0円 0.42%
 Funds-i 外国REIT 0.5775% 48円 6円 0.65%





STAM、eAMXIS、CMAM,Funds-i 実質コスト比較

過去記事 各資産クラス毎の実質コスト最安インデックスファンドまとめ にある表に Fund-iコスト情報を追加しました。

色を付けた箇所が最安コストです。

 資産クラス  実質コスト(%)  備考
 STAM eMAXISCMAMFunds-i
 日経225 0.42% 0.43% -0.42% ニッセイ日経225(0.27%)
が最安 
 TOPIX 0.47% 0.42% 0.39%0.42% CMAMで決まり 
 日本債券 0.42% 0.42% 0.39%0.42% 同上 
 先進国株式  0.69% 0.68% 0.58%0.63% 同上 
 先進国債券 0.60% 0.65% 0.56%0.59% 同上 
 新興国株式 1.02% 1.15% -1.13%  騰落率はeMAXISが最良
 新興国債券 0.93% 0.84% -0.79%  投資対象外(コスト高)
 新興国債券・為替ヘッジ型 - - -0.66%  為替ヘッジ有でこの低コスト
 日本REIT 0.58%0.43% -0.42%  
 先進国REIT 0.94% 0.77% -0.65%  Funds-iで決まり
 全世界株式 - 0.76% - - 先進国+新興国株式の方が安い





実質コストまとめ

基本4資産クラスはCMAMでOK

基本4資産クラス(TOPIX連動、日本債券、先進国株式、先進国債券)は、CMAMが最安です。

参考: CMAMインデックスeはもっともっと評価されるべき



新興国株式は騰落率をチェックする必要有

新興国株式クラスは、圧倒的にeMAXIS新興国株式インデックスですが、Funds-i 新興国株式もかなりの低コストです。トラッキングエラー等で判断していく必要があります。



新興国債券やREITはFunds-iの圧勝

Funds-iが予想以上の低コストです。

特に先進国REITについては、当初からFunds-iの信託報酬が最安で期待していました。
海外REITの場合に大きくなりがちな「その他コスト」も低く抑えられ、実質コストは驚異の0.65%です。

参考:三菱UFJ投信 eMAXIS第4回ブロガーミーティングに参加 その2




最後に

リターン比較、トラッキングエラーについては別途記事にしますが、それにしても野村インデックスファンド(Funds-i)はグッジョブです。
今後もますます期待したいです。


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 野村インデックスファンド(Funds-i)がやる気かも知れない記事

 [2012.11.04追記]
 SMT、eMAXIS、CMAM、Funds-i インデックスファンド実質コスト比較 (2012年6月更新)

 [2012.11.06追記] 第2期運用報告書から実質コスト情報を更新しました。
 野村インデックスファンドFunds-i 全10ファンドの実質コスト更新

 [2013.11.08追記] 野村インデックスファンドFunds-iシリーズの実質コストを最新版に更新しました。
 野村インデックスファンドFunds-iシリーズ11ファンドの実質コスト

 [2014.11.11追記]
 野村インデックスファンドFunds-iシリーズの実質コスト(2014年9月決算)
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COMMENTS

4Comments

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hase_on

No title

多くの投資家のためになる記事ありがとうございます!

新興国債券為替ヘッジ型のコストが安いのは、
投資資産がドル建て新興国債券なので
通貨が一種類だけだからかもしれませんね。

(新興国債券とは投資国割合も違う)

makowani

待ってましたっ!

Funds-iの実質コスト気になってました。
Funds-iのHP見ても運用報告書が見当たらなくて・・・。
Kenzさんすごい!

ひそかに新興国株式の実質コストが
STAMよりもeMAXISよりも良いのを期待していたのですが・・・。
なんとも惜しい結果ですね。トラッキングエラーを見てみないと、
なんとも言えませんが・・・。
続編を期待しています!

吉村

No title

三菱UFJ-三菱UFJ国内債券インデックスファンド 信託報酬 0.3675%
も比較に加えてはどうでしょうか? SBI証券、楽天で売っています。

kenz

>hase_onさん
お役に立ちましたらなによりうれしいです。
新興国債券為替ヘッジ型は、ヘッジなしと比較して投資国割合も違うのは知っていましたが、ドル建て債券に投資していたんですね。知りませんでした。情報ありがとうございます。

>makowaniさん
私もFunds-iの運用報告書が見つけられず、ツイッターにて教えてもらいました。専用ページに載っていないのはわざとですね。
新興国株式は、eMAXISも次回の運用報告書ではさらに低コストになっていることに期待しています。

>吉村さん
三菱UFJ国内債券インデックスファンドなんてマニアックなファンドを良くご存じですね。
たしかに信託報酬はCMAMより低いのですが、分配金を出すので結構税金分コストが上がってしまうと思って、詳細はチェックしていませんでした。
詳細は改めて見てみますね。