2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

知っておきたい2011冬の個人向け復興国債


(c) .foto project


発売中の個人向け復興国債について利率、特徴を整理します。
私は個人向け国債(変動10年)は、キャンペーンをうまく利用してまとまった額を購入しました。


2011年冬の個人向け復興国債

 財務省 個人向け復興国債の発行条件 (PDF)


  • 変動10年(第37回) 初回適用利率 0.72%  (基準金利1.09% ×0.66)

  • 固定5年(第25回) 年0.33%  (基準金利0.21%-0.03%)
  •  
  • 固定3年(第19回) 年0.18%  (基準金利0.23%-0.05%)





2011冬の個人向け復興国債 概要

債券

債券というと通常は、金利が満期まで固定の債券を指します。
よって債券投資の場合は、購入後に債券価格自体が変動します。(発行体の信用リスクはもちろん、金利動向にも左右されます)

債券は時価で売買できるので当然、売却したい時に元本割れの可能性もあります。


個人向け国債の特徴

「個人向け」と付く国債は、個人しか購入できない他、上記の債券価格の変動がありません。
購入後一定期間経過後は、いつでも国が元本を買い取ってくれます。

 - 変動10年と固定3年ものは、購入から1年経過後に売却可能。
   ただし半年毎にもらえる利金を直近の2回分返却する必要有。

 - 固定5年ものは、2年経過後に売却可能、ただし利金を直近の4回分返却する必要有。


購入後最低1年間は売却できないので、定期預金に比べ流動性が悪いです。
よって、金利が良いかどうかで魅力が変わります。
  

2011冬の個人向け復興国債

固定3年もの(年0.18%)と固定5年もの(年0.33%)は論外です。
いつでも中途解約できる同じ満期期間の定期預金金利に劣っているので、購入する価値はありません。

 参考: 定期預金キャンペーン金利まとめ (2011年12月 更新版)




個人向け国債(変動10年)

半年毎に、利率が変動します。その時の10年国債の金利(基準金利)に0.66をかけた利率になります。
以前は、基準金利-0.8%だったので全く魅力がなかったのですが、半年前に商品性が改善され定期預金と共に検討対象の価値があるものとなりました。

今回も初回適用利率0.72%ですので、現在定期預金1年もので最も金利の良い 静岡銀行しずぎんインターネット支店 定期預金 1年物0.7% よりも高い利率です。

日本債券クラスの一部に個人向け 変動10年を利用する価値はあると考えます。

私も商品性が改善された半年前の変動10年(初回適用利率は年0.77%)を保有しています。
金利が急上昇した場合は、1年経過後に通常の固定10年の国債や定期預金への乗り換えを検討すれば良いだけです。
 



個人向け復興国債をどこで購入すべきか

金融機関によっては、まとまった額の国債を購入すると、購入額に応じてキャッシュバックするキャンペーンをやっています。
次記事にてキャッシュバックについてまとめます。
少しでもお得な証券会社で購入するようにしましょう。

続き ⇒ 2011冬の個人向け復興国債 キャンペーンまとめ



関連記事

 [2012.06.23追記] 2012年6月のキャンペーンもまとめました。
 2012夏の個人向け国債 証券会社のキャッシュバックキャンペーン一覧

 [2012.09.17追記]
 2012秋の個人向け国債キャンペーン キャッシュバックまとめ

 [2013.06.10追記]
 2013年夏の個人向け国債 証券会社別キャッシュバック比較

 [2013.12.07追記]
 2013年冬の個人向け国債 証券会社キャッシュバック完全比較
関連記事

COMMENTS

0Comments

There are no comments yet.