2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

各資産クラスの年間収益率 (2006-2011年)| 長期投資に必要なこととは

株式投資のグラフ

住信アセットマネジメントのコラムに、主要8資産クラスのインデックス(指数)についての2006年から2011年の年次騰落率がまとめられています。
わかりやすい記事なので紹介します。

<最終更新 2023年1月13日> 
情報を修正&追加しました。


8資産の年次リターン推移 (2006年-2011年)

 住信アセットマネジメント STAM投資なび Vol.16「2011年の振り返り~2012年の相場展開は?~ (PDF リンク切れ)

主要各8資産の年間収益率2006-2011年



各資産のインデックス

上の表内の8資産のインデックスはそれぞれ以下の通りです。



昨年度(2011年)の年次リターンは、国内債券1.9%、先進国債券0.2%で、それ以外の6資産は全てマイナスリターンでした。




投資に重要なこと

ごらんの通り、毎年パフォーマンスの良い資産は入れ替わり、2012年に何が良いかも全くわかりません。
前年度パフォーマンスが悪かった資産クラスが、翌年良くなるとは限らないところが予測の難しいところです。

長期にて退場せずに投資を続けるには、以下のように分散投資やリバランスが重要です。

このように好パフォーマンスをあげる資産を予測することは難しく、中長期的に安定したパフォーマンスを追求、獲得するためには、分散投資やリバランスを行うことが大変重要になります。



また、上記のリターンは、純粋なインデックス(指数)なので、信託報酬その他のコストを考慮していません。
実際は、インデックスのリターンからコスト分を引いたものが我々投資家が得るリターンです。

過去記事 8資産の年間収益率(2004-09年) でも取り上げた以下のコストの重要性を再認識する必要があります。

インデックスファンドの信託報酬は1%を下回る水準であり、同じ資産に投資するアクティブファンドの信託報酬と比較して1%近く低くなるケースもあります。
僅かな差に感じる保有期間中のコスト差が、長期で運用した場合には運用成果に大きな影響を与えることもあります。






まとめ

将来のことは予測できませんが、途中退場しないため、過度なリスクを取らないため、またリターンができるだけ下がらないよう、投資には、分散投資とリバランス、低コストを強く意識する必要があります。



関連記事

 各資産クラスの年間パフォーマンス

 [2013.01.11追記]
 各7資産クラスの2005年-2012年の年間パフォーマンスの確認

 [2015.02.18追記]
 国際分散投資の重要性を主要7資産の過去8年間のリターン比較から再確認

 [2016.01.20追記]
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 [2023.01.13追記]
 主要8資産の年間パフォーマンスからわかる相場を予想することの難しさ
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COMMENTS

2Comments

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長谷川 友紀

昨日のインデックス投資ナイトではお世話になりました!

kenzさん、こんにちは。

昨日のインデックス投資ナイトで、お隣の席だった、初参加
の長谷川友紀です。

幸運にも、著名インデックス・ブロガーの方や、FPの方と一緒
の席、最高のコンディションで、インデックス投資ナイトを楽しむ
事ができました。ちょっと早めに行って正解でした。

自分も、昨年からの欧州債務危機で、ちょっと悲観的になって
いたのですが、こういうイベントで、同じインデックス投資仲間
の方のポジティブすぎるご意見を聞かせて頂き、元気が出て
きました。ありがとうございます。

この記事でも、kenzさんおっしゃられているように、どの資産
クラスのインデックスファンドが上がるかは予想するのは、困難
ですから、低コストのインデックスファンドで、分散投資が王道
である事を再認識致しました。

昨日教えていただいたコスト重視のお話や、複数の証券会社
の活用法、ポートフォリオの組み方なども、これからこちらの
ブログの過去の記事で勉強させて頂きたいと思います。

取り急ぎ、御礼まで。

P.S.インデックスブロガーの方は、皆さんいい方ばかりですね。
  kenzさん、吊られた男さん、水瀬ケンイチさんとお知り合い
  になれた事、感謝します。

  • 2012/01/08 (Sun) 12:52
  • REPLY

kenz

>長谷川友紀さん
昨日はありがとうございました。
お話しできてインデックス投資ナイトは楽しく過ごせました。

各資産クラス毎にコスト最安のファンドを購入して、各証券会社のポイントキャッシュバックやキャンペーンをうまく使っていきたいですね。
今後ともよろしくお願いいたします。