2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

低コストのバンガードETFがさらなるコスト引下げを実施

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電卓とペンシル.jpg
Image: Arvind Balaraman / FreeDigitalPhotos.net


バンガード社のバンガード・スモールキャップETF (VB)バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)など4種の超低コストETFのエクスペンスレシオが引下げられました。

(エクスペンスレシオは、「ファンドの平均資産残高に対する運用その他の経費の比率(%)」ですので信託報酬に相当します。)



バンガードETF エクスペンスレシオ引下げ

バンガードETF エクスペンスレシオ改定のお知らせ(リンク切れ)


以下の表の色をつけたところが新しいエクスペンスレシオです。

 ETF名  略称 エクスペンスレシオインデックス(指数)  
 旧 現在
 バンガード・スモールキャップETF VB 0.17% 0.16%MSCI USスモールキャップ1750 Index (米国小型株) 
 バンガード・S&P500 ETF VOO 0.06% 0.05%S&P500インデックス(米国株式) 
 バンガード・トータル・ストック・マーケットETF VTI 0.07% 0.06%MSCI USブロードマーケット・インデックス (米国株式)
 バンガード・米国トータル債券市場ETF BND 0.11%0.10%バークレイズ・キャピタル・米国総合浮動調整インデックス(米国債券) 


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 [2013.02.04追記] VBのエクスペンスレシオが年0.10%にさらに引下げられました。
 米国小型株式ETF(VB) 指数変更に合わせ大幅にコスト引下げ

 [2013.04.15追記] VTIのエクスペンスレシオが年0.06%から年0.05%に引下げられました。
 バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)がコスト引下げ




バンガードETF

バンガード トータル ワールド ストック ETFもコストは年0.25 0.22%と低いですが、上記のアメリカの株式や債券指数を対象としたETFの同コストは0.05%~0.16%と超低コストです。

わずか年0.01%のコスト引下げと感じる方もおられると思いますが、元々のコストが低いので、大きな引下げ幅となります。



おわりに

わけのわからない高コストで複雑な仕組みのファンドを販売することを目的としている日本の金融機関と比較して、バンガードは根本的に発想が異なります。

日本国内のETFよりずっと低いコストのETFにも関わらず、さらにコストを引下げるバンガードのETFに手軽に投資できるアメリカの投資環境がうらやましいです。

日本の場合、海外ETFは手数料負けしないようまとまった額でないと購入しづらく、また、ネット証券は特定口座未対応のため、私は今のところ海外ETFは利用していません。

今後の投資環境の改善によっては、海外ETFも視野に入れたいと考えていますので、引き続き動向をチェックしていきます。


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