マネックス資産設計ファンド 資産配分比率変更(2012年4月)
CATEGORYマネックス資産設計

6資産のインデックスファンド(国内外の株式、債券、REIT)に投資するバランスファンドである マネックス資産設計ファンド は、毎年4月1日に基本資産配分を変更しています。
先月4/1に変更された基本資産配分の確認を行い、合わせて毎年恒例の資産配分変更履歴を時系列で並べてみます。
マネックス資産設計ファンド 2012年4月配分変更
マネックス資産設計ファンド ファンドリポート (PDF)
2012年4月1日より基本資産配分比率を見直しました。
基本資産配分比率はイボットソン・アソシエイツ・ジャパン社の投資助言に基づき設定しております。
旧資産配分 (2011年4月時点)
最新の資産配分 (2012年4月時点)
先進国債券を3%減らし、日本株式、日本債券、日本リートをそれぞれ1%ずつ増やす微調整のみの変更となっています。
資産配分変更履歴 時系列
過去記事 マネックス資産設計ファンド 資産配分変更(2011年度版) 同様に、資産配分比率を時系列で並べてみます。
1. 設定当初の配分 (サブプライム問題前 株式36% 債券42% REIT 22%)
2. 08年4月 配分変更 (株価下落にびびり 株式31% 債券48% REIT 21% )
3. 09年4月 配分変更 (さらに弱腰になり 株式29% 債券59% REIT 12% )
4. 10年4月 配分変更 (1年半ぶり高値の株式比率UP! 株式34% 債券55% REIT 11% )
5. 11年4月 配分変更 (微調整のみでほとんど変更せず 株式35% 債券55% REIT 10% )
6. 12年4月 配分変更 (微調整のみ 株式36% 債券53% REIT 11%)
所感
最近2年間は微調整のみの配分比率変更となっていますが、リーマンショック前後での比率変更のまずさが目立つファンドです。
結局のところ、下落した資産クラスの比率を下げ、上昇した資産クラスの比率を上げることがうまくいかないことを表しています。
バランスファンドにしろ、個人で資産配分比率を決めて資産クラス毎にバラでファンドを選択する場合にしろ、目標比率を固定することで、結果的に割安の資産はたくさん買え、割高の資産は少なく買える効果があります。
難しい理屈を並べて専門家が過去のデータを分析しても、その比率変更の助言費用に値するリターンの改善があらわれているかは微妙なところです。
また単なるインデックスファンドにも関わらず、マネックス資産設計ファンドは信託報酬だけで0.9975%とずいぶん割高です。
私は、目標資産配分比率に向けて、各資産ごとに最も低コストのインデックスファンドを部品として用いてファンドを購入しています。
長期では、わずかなコスト差も確実に大きくリターンに影響を与えます。
バランスファンドを選択する際も、配分比率はもちろん、投資方針やコストには十分理解することが重要と考えます。
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