カリフォルニア州職員退職年金基金(カルパース)の資産配分(2012年2月末時点) | 投資家が参考にできること
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全米最大の年金基金である カルパース(CalPERS: The California Public Employees' Retirement System)のアセットアロケーション情報を更新し、資産配分比率を確認します。
CalPERS (カリフォルニア州職員退職年金基金)のアセットアロケーション
CalPERS Asset Allocation (英語サイト) ⇒(リンク切れ)
our diversification among stocks, bonds, cash and other investments.
カルパースは、株式や債券、現金や他資産クラスにも分散投資しています。
カルパースのアセットアロケーション 2012年2月末時点
各資産の()内は、2011年7月設定の目標配分比率です。
世界株式や世界債券は、自国であるアメリカの割合を公開していません。
AIMは、オルタナティブ投資として、ヘッジファンドや非上場株式に投資されています。
カルパースのアセットアロケーションの特徴
カルパースの資産配分 (2011年6月末) と比較すると、債券クラスの比率を減らしその分、少しだけインフレ連動・商品・森林・インフラストラクチャの比率を増やしてきています。
ただ、米国株式、債券を、外国株式、債券と区分せずに、株式と債券クラスを世界全体で考えて投資していることとが特徴です。
また、株式クラスを50%(非上場株式等のプライベートエクエイティを入れると64%)と中核を占め、債券クラスを14%入れてバランスを取っています。
個人投資家として参考にできること
巨額の資金を運用する機関投資家のアセットアロケーションを、我々個人投資家がそのままコピーする必要はありませんし、投資したくてもできない資産クラスもあります。
ただ、ある程度の期待リターンが欲しい場合、世界中に分散投資された株式クラスへの投資が中心になることは、参考にできます。
あとは、個人のリスク許容度によって、株式、債券、不動産(REIT)の比率を調整することで目標資産配分比率を決めて行くべきと考えます。
関連記事
私は、株式を中核に、債券、REIT(不動産)に分散投資しています。
商品(コモディティ)には投資していません。
具体的な資産配分比率や考え方については以下をご覧ください。
リスク資産配分比率の確認 (2012/05/01)
コモディティインデックス構成比 やっぱりコモディティファンドはお勧めできない
[2012.10.25追記] 情報を更新しました。
全米最大の年金基金 カルパースの資産配分(2012年8月末)
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[2016.02.17追記]
カルパースの資産配分(2015年9月) ヘッジファンド比率を撤退に向け縮小中
[2022.05.16追記]
カルパースが目標ポートフォリオを見直しました。
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